恐之本 / 仇

著者名：高港基資

少年画報社（2016/07発売）

• ISBN：9784785958169

内容説明

どうにも不気味、でも気になってうっかり読んでしまう…すっかり定番です。「コワいもの見たさ」が尾を引きます。ゾクゾクしたいあなたの期待に必ず応えます…この季節にぴったり！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[澤水月]

物凄く怖いのに温かい、そんな話が多い気がする。前々から児童虐待や社会の不条理に対する姿勢など平山夢明に通じると思っていたが、平山さんも少しずつとんがったグロテスク残酷描写から大きく家族を見守る存在など（その代わり仇なすものには容赦がない）に目が向くようになった同じ進化を見るようで面白い…とはいえ、温かいかなーっと思ったら凄くスッキリしなかったり正当怪談だったり侮れない！ ノツゴ…コエエ。ポケモンＧＯお気をつけて…

2016/07/27

[hannahhannah]

「家族について」は暗い話。ただ後味はまぁまぁ。「死人憑き」は怖いのにラストの「ぶぶぶぶぶぶ」で笑ってしまった。「はらから」は良い話。「身代わりの人形」はトワイライトゾーンのような凝った展開をする話。珍しくラストが爽やか。「地下駐車場」は最後のページいっぱいのホラー顔が笑いを誘う。「温誕生日のおまじない」は祖母が孫を案じるどこか謎めいた雰囲気の話。「ノツゴ」は駅の気味悪い話。後味は良かった。

2017/10/27

[ミロリ]

今回予測不能な結末が多かったです。首から上も怖かったです。一体どんな顔だろう、気持ち悪かったら嫌だなぁという感じでした。『家族について』父ちゃん怖い。『死人憑き』都市伝説になりそう。プルプル族。『はらから』主人公と別れたことで元カレおかしくなったんじゃ？　エ、違う？　味方がいると心強いですね。『身代わりの人形』面白い！最高。ツンデレまじない屋。『お誕生日のおまじない』チートのしわ寄せ。『ノツゴ』生きようとしてる人間をあっちに連れてかないで。気を付けよう。

2016/09/09

[ﾄﾞﾝﾄ]

グロテスクさ、暴力性は相変わらずだけど、家族を守るハートウォーミングなお話が妙に多い9巻。どこに着地するかと思ったらイイハナシダナーで終わって驚くこと数回。「地下駐車場」と「ノツゴ」(禍々しくていいネーミングだ)のオバケのビジュアルが同じなのはなぜだろう。

2016/07/26

[シェリー]

お誕生日のおまじないみたいな話って怖いなぁ。他の話も面白かった。

2016/07/24