ランド(3)

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ランド(3)

  • 著者名:山下和美【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2016/07発売)
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  • ISBN:9784063886245

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内容説明

村人と山の民を巻き込んだ混乱の果てに、叔母・真理の心は壊れ、父・捨吉は死んだ。すべては、好奇心からしきたりを破り、「あの世」に近づいたせいなのか。責任を感じ、「あの世」への思いを断ち切ろうとする杏の前に、再び和音が現れる。「この世」と「あの世」を繋ぐ、禁断の「武器」をたずさえて――。この物語で描くのは、山下和美が描く、日本という国への不安。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

103
ランドの3巻目です。やっとここで全体の枠組みがわかってきた気がします。そこに出てくる少年が「不思議な少年」と若干かぶる感じがしました。また、むかしといってもそんなにむかしではないのですが「ビレッジ」という外国の映画も思い出しました。全体構成がわかってきたところで作者は今後どのような方向に持っていこうとしているのか興味があります。2016/07/27

まろんぱぱ♪ 

44
謎解きに近づく巻です。少しずつ見えてくる現代?都市とランドの距離、ランドの意味は?目的は?和音の杏への思い。あの災害(東日本大震災を象徴か?)以降の人類?日本人の生き方を示すのか?あー謎ばっかり、次回待ち(* ̄∇ ̄*)2016/07/25

眠る山猫屋

38
そうか、禁断の武器ってそういうものを指していたのか。壊れてしまった真理叔母さんが痛ましい、そして平太の想いもなんだか痛ましい。隔離された世界の秘密が徐々に明らかにされてゆく中、目的がまだ語られてはいないから、謎は深まるばかり。杏のまなざしが力強さを増してゆく様子は希望に充ちているのだが。2017/01/23

天の川

26
「あの世」は現実社会で、「この世」はつくられた世界?そしてさらに「知命」…胡散臭く平和な知命での平治の働き先のあの光景は…。「この世」「あの世」を支配するのが「ランド」という企業?和音と天音の二人の幼い頃に起こった出来事が大きなターニングポイントのようだ。「この世」はなぜつくられたのか?巻を追うごとに、自分が抱いていたイメージがひっくり返される。続きが待ち遠しい!2016/08/02

白玉あずき

25
山下先生、これ面白いです!「ランド」創設の目的は?管理してるのはどんな組織なの。名主やら和音の役割はなんだろ。官僚組織の一部暴走による、人間集団管理のための実験場とか、色々過去のSFやミステリーのプロットが思い起こされワクワクします。どうぞ最後まで失速無く続きますように。東北大震災の被災地を思わせる場面に恐怖しました。経済の失速、大災害、確かに日本人の予測不可能な将来への不安から生まれた作品かもしれません。2017/02/19

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