内容説明
何者かによって殺された父の跡を継ぎ、香木屋『芳楽堂』の若女将として懸命に働くおりんは、持ち前の鋭敏な嗅覚で口臭を消す飴を編み出し、評判を取る。身体から芳香を振り撒く吉原の名妓・桃里太夫とも交誼を結び、順調そのものだった矢先、おりんの周辺で不気味な嫌がらせが相次ぐ。胸に染みる書き下ろし第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天笑院たか姫
6
シリーズ第三弾!芳楽堂の客足は戻らぬまま、口臭消しの薄荷飴を考案する が、またまた、読売にあることないこと書かれて妨害を受ける。嫌がらせの犯人は捕まるが裏に大物が控えてるせいか解放される。大物と芳楽堂の繋がりがわからないので先が気になる。左内とおりんはうまくいくのか?見守りたい。2016/06/03
ドロンジョ935
1
亡くなった父の跡をついでお店を再興して、奮闘するおりんちゃん。腹立たしい目にあったり、危ない目に遭ったりするけど、見方も増えてきてる。おりんちゃんはもてる、周りの男性がみんなおりんちゃんにほれてるんだよなぁ。決着は、次巻かな。2017/01/28
こめまり!
1
不穏な空気を残しつつも2巻読了!早く続きが読みたいよ〜。2016/11/02
安芸乃勝
0
続きとしての2巻の立ち位置としては印象が薄い、なぜ芳楽堂の印象を落とす必要があるのかは次巻によって明らかになるのであろうが、動機がかなり微妙だ。ちょっと間延びしたところを締めくくる流れを期待しつつ、今はまだ読むかどうか思案中。2024/10/18
goodchoice
0
第2巻となりいろいろな面でおりんを支える人たちが増え、筋立てとして面白くなっているが、やや話の展開が遅く、同じところに立ち止まっていてなかなか先へ進まないもどかしさを感じる。2019/10/12