内容説明
香木屋・芳楽堂のひとり娘、おりんは旗本出身の香司、父仙三郎の愛情を一身に受け、何不自由なく育つ。生来の卓抜した嗅覚の持ち主であるおりんは父の跡を継ぎたいと願うが、店の看板である線香「ほの香」の配合を教わる前に賊に押し入られ、父の命ばかりか高価な香木を根こそぎ奪われる。絶望の淵に沈むおりんだったが、持ち前の明るさと研ぎ澄まされた嗅覚で店の再興を決意。さらに父を襲った賊の正体へと迫るが、その裏には衝撃の事実が隠されていた。待望の新シリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤よい
4
初読みの作家さん。とても読みやすかったです。おりんが庭で伽羅を見つけた場面では涙が出そうになりました。おりんを支える芳楽堂の人達も人柄が良く好きです。続きが非常に楽しみです♪♪ 読書メーターのおかげで色んな作家さんを知ることができて幸せです⭐︎2019/12/26
ピンク
3
新たなお仕事もの時代小説発見!いやー、発掘しましたわー。お香って難しいけど、ちょっと面白い。長く続くといいなー。2016/09/22
こめまり!
3
これからいろんなことが起こりそうな余韻を存分に残しつつ、読了!次巻を楽しみに待つとします。2016/03/02
goodchoice
1
初読みの作家だが、調香師を主人公に筋立てもしっかりしていて、楽しめる。まだ謎が多そうなので、今後も楽しめそうだ。2019/09/29
motopurin
1
香木屋の娘おりんの成長が楽しみ。読んでいるだけで、香木の良い香りが漂ってきそう。2016/11/09
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