内容説明
父仙三郎の仇を討つために左内から剣術を習うおりん。左内への想いを秘めつつ、確実に腕を上げていくおりんに、左内は一振りの刀を渡す。一方、京から商売敵の丁子屋宗主、宗十郎が江戸に現れる。仙三郎をよく知っていると話す宗十郎に戸惑うおりん。やがて、おりんを襲った下手人を探る同心の源吾は、事件の背景に丁子屋が絡んでいることを突き止めるも、曲者に斬られてしまう。おりんは怒りと不安のなか、吉原で丁子屋との香競べに臨む。江戸が香る話題の書き下ろし第三弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天笑院たか姫
5
シリーズ第三弾!いつも、おりんが危ない時に駆けつけてくれる真木野左内がまたまた、負傷したおりんの元へ駆けつける。でも、犯人と顔見知りのようだ。次巻では真相が明かされるのか、楽しみです。2016/12/15
藤よい
4
父の敵の正体が見えてきました。香競べの前に桃里から「気をつけて」と言われてるのに、一人で敵がいる場に行くのは無謀です…。案の定、帰り道に長谷川に襲われて、寸前のところで佐内が助けるのは前回と同じパターンですね。 もう少し警戒心を持って!おりんさん。2020/01/18
goodchoice
1
第3巻となるが話の展開が相変わらず遅く、同じような話の繰り返しでつまらない。第4巻もあるようだがもう止めておこう。2019/10/13
豆狸
1
この3巻が一番よかったですよ。2017/06/15
真理そら
1
嗅覚の鋭いおりんが左内に気づいたとき、二人の関係はどうなるんだろうと楽しみにしている。新刊が出るのが待ちきれません。2017/01/24