ZERO-SUMコミックス 千歳ヲチコチ: 8

著者名：D・キッサン【著】

一迅社（2016/04発売）

• ISBN：9784758031851

内容説明

時は千の年の昔、平安時代。　雲をつかむような望みを前にすると、誰もがあきらめかけてしまいます。　しかし困難にあっても挫けず前を向き続ければ、かなう願いもある―。　雅な時が流れる平安時代で、賑やかな人々に囲まれながら送る日常を、覗いてみましょう。　まったり平安絵巻ついに完結！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[りー]

「神作家紫式部のありえない日々」が非常に的確で面白かったので、こちらも読んでみた。作者のオリジナルストーリーではあるものの、古典や歴史が好きなら「あ、この本ネタってもしや」と思う設定も沢山。ガール・ミーツ・ボーイものとしても主人公２人が本当に可愛らしく、濃ゆーいサブキャラたちを中和して、適度な糖度を味わえた。やさぐれた心を癒したい時に読むと良い。

2023/01/15

[はたけ]

収録話は全てWebで毎月心臓痛めながら読んでましたが知子姫の「どうして何も残して下さらなかったの」とそれを正面から受け止めたときの享殿が実に印象的でしたからの「私もあなたを探してた」がたまりませんでした。なんとも怒涛の、堰を切ったような流れの８巻でしたがこのふたりがこの巻に至るまでずっと顔も知らないままだったのが不思議な程に。最終巻か…となんとも寂しい気持ちがありますが大団円で良かった。

2016/06/05

[るぴん]

全8巻通読。偶然からお互いの素性も知らずに想いを募らせるチコと亨…な〜んて始まりと主軸はロマンチックなのに、がっつりギャグが満載でびっくり‼︎こんな平安漫画読んだことない！だが面白い‼︎と一気に読了。長山、亨パパ、実興が特に好き♫まさか平安漫画でアバンストラッシュとは…（笑）。主役の2人がとても純粋で真面目で、それを周囲の人達が支え、見守り、応援するのがとてもいい。最後の最後にちゃんとラブコメになったのが意外で、余計にキュンとした。春雪のエピソードにはホロリ(/ _ ; )教えてくれた読友さんに感謝です！

2019/08/12

[きょん]

良かった。亨くんとチコちゃんが無事会えた事も良かったし、春雪さんが救われてるのも思わず泣けるくらい良かった。きちんと貴族社会ならではの結婚の障害も描いてくれてて、それがさらに純愛って印象が強くなってて良かったなあ。

2016/05/01

[ゆり]

完結おめでとうございます。ずっと待って待ち続けたこの場面。それまでのお互いの手紙を出し合いぎこちなく距離を縮めていく姿がとても可愛い。それにしても出会ってからの展開が早くてびっくりしましたが、ある意味ふたりらしいかな。出会ってしまったら離れがたくて……という気持ちがストレートに伝わってきてときめきました。チコのご両親、春雪さんのおばあさまのエピソードも上手く絡められていて良かったです。チコと亨はずっとおしどり夫婦でしょうし（あのお父さまの息子だし…）、なりちゃんも何だか大物になりそうだし、皆お幸せに！

2016/04/26