この女に賭けろ(2)

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この女に賭けろ(2)

  • ISBN:9784063283730

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内容説明

業績不振の台東支店にピンチが続く。本店から取り引き再検討を指令されたグレーな企業。暴力団との係わりが取り沙汰されるこの会社には、浅草の賑わいを忘れられない老社長の意地が隠されていた。バブル崩壊で弾けた夢を浩美が応援!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hirano

1
自分の力を過信するな。1人でできることは限られている。仕事の本当の面白さは、人や資本を動かして初めてわかるんだ。 我が身を考えれば救うのが得策かどうかわからない。だがね、私もだてに30年も銀行員をやってきたわけじゃないよ。長年金を扱っていると妙な勘が働くようになるもんだ。重大な局面を迎えるたび、「この融資は大丈夫」「これは危ない」と天の声が聞こえてくる。2025/03/29

島耕 作太郎

1
★★★★☆渡辺興産からすべての貸金を回収という本部指示がよつば銀行と東西鉄道が渡辺興産を仲介者して500億円の融資取引をする話へ変わっていく。夢も浪漫も形にならなければ、死んでしまう。浅草村という夢から手を引くよう決断を迫る。その夢の実現は、よつば銀行という組織の力を活用するよう支店長、本部の部署を巻き込み、働きかける。(多少の強引さも)仕事の醍醐味は、人や資本を動かしてこそ。ひとりでできる仕事は限られている。「動かす」力は、人としての魅力を感じてもらえるか次第。不渡りには、追い貸しを決断させている。2018/09/08

阿輸迦

1
27㌻、主人公原島浩美が、ファミリーレストランで融資課の番場と食事をしながら「融資課からみて渡辺興産をどう思います?」と質問。銀行員が飲食店で取引先の話なんて絶対にしないよ。だれが聞いているか分からないから。新入行員研修でも、銀行内以外で取引先の経営内容の話をするなと耳にタコができるほど聞かされる。どこの銀行も同じだと思う。2015/02/07

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