内容説明
砂絵師のセンセーと貧乏長屋の大道芸人たちが、智恵を武器に幻術使いと対決する「熊坂長範」、押上村のお化け騒動を描いた「ばけもの寺」など怪奇趣味にあふれた作品を収めた『まぼろし砂絵』、二月の初午、夏の夜の麦湯みせの様子など、江戸の風俗描写に精細をきわめた作品が並ぶ『おもしろ砂絵』。シリーズ最盛期の2冊が楽しめる異色の捕物帳第4弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Norico
12
時代劇で、矢場で矢が当たった時「あたーりー」って言ってるのは間違いなのね。毎回推理と違うとこで勉強になるなぁ。「はてなの茶碗」はまた落語ネタかと思いきや中身は全然違った。幻術使いとの対決も面白かった。2021/05/08
ドナルド@灯れ松明の火
9
センセーの推理はますます冴え、下駄常の依存心は増すばかり。ついに数十両の稼ぎも・・・。 風景や江戸言葉の描写がきめ細かくなり、より人情も絡ませつつ改めて都筑作品の最高峰だと感じる。2011/02/22
へいぞー
5
センセーも素敵だけれど、センセーに常に影のように寄り添って活躍するマメゾーさんが憎いね。「人ごろし豆蔵」は、そんなマメゾーさんの人となりが垣間見ることが出来ます。「熊坂長範」の幻術つかいは、懐かしの赤影の世界を彷彿とさせるようなストーリーで懐かしかったです。字で読んだだけなのに、アラクマさんの鳴き声が聞こえる気がする不思議。本当に活き活きとした江戸の世界です。2018/03/06
いちはじめ
3
技巧的でスマートな語り口に定評のある作者だが、この巻収録の「人ごろし豆蔵」あたりから、しみじみとした余韻の残る話を書くようになった気がする。この延長線上に「女泣川ものがたり」がくるのだろうけれど、このなめくじ長屋シリーズだと、同じしみじみでも、ホワイダニットを突き詰めていった成果といった趣。2011/01/31
青縁眼鏡
2
とうとう妖術でてきました。2015/07/02
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