内容説明
「長屋の花見」「舟徳」「野ざらし」と落語に材をとった作品で構成した、さながら“都筑寄席”ともいえる『きまぐれ砂絵』、水に浸すと花開く酒中花、南蛮渡来の燈籠、かいやぐらの太刀など、珍奇な風物を巧みに織り込んだ、江戸情緒溢れる『かげろう砂絵』の2冊を合本。砂絵書きのセンセーを中心に貧乏長屋のおかしな連中が繰り広げる人気捕物帳シリーズ第3弾!きまぐれ砂絵かげろう砂絵
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かっぱ
39
文庫本2冊分の合本。確か落語を描いたミステリで紹介されていたので知った。長く積んでいたけど読んだらおもしろい。東京言葉に江戸弁を混ぜた登場人物たちの台詞が小気味よい。「きまぐれ砂絵」が全編落語のねたがタイトルになっている。大道芸で砂絵をやるセンセーが探偵役。センセーの住むなめくじ長屋には他にアラクマ、マメゾー、カッパ、テンノー、オヤマ、ユータ、ガンニンなどの大道芸を行う乞食たちが住まう。協力して殺人事件の謎を解いて悪人をとっちめるが、仕返しが怖い気もする。ただ、そこは小説。チームなめくじ長屋は不滅です。2022/03/19
Norico
13
なめくじ長屋シリーズ。きまぐれ砂絵は、落語が元ネタ。長屋の花見、船徳、高田の馬場、野ざらし、擬宝珠、夢金。擬宝珠、くだらなくて好きな噺だけど、若旦那がこんな悪だくみしてたらイヤだなぁ2021/05/03
HANA
9
前半は全て落語が元ネタ。元ネタを知っていれば面白さ倍増だっただろうが、知らなくても十分に楽しめる。やはり落語縛りというのは難しいのか、前二作の「天狗倒し」「小梅富士」みたいな強烈なものは含まれていない。それでもどれもこれも十分楽しめる出来なのは流石。解説は作者がどのような心意気でこれを書いたかがわかり興味深かった。2011/11/16
ドナルド@灯れ松明の火
8
短編ながら見事な謎解き。なまの江戸弁と東京人向け言葉の当て字など江戸風俗を髣髴させるための工夫。捕物帳の形式は、シャーロックホームズを目指した半七と同じく、推理小説を書くためのシチュエーションなのだと断言している作家本人の解説がすっきりしていて素晴らしい。2011/02/12
ホッケうるふ
4
江戸のアンダーグラウンド(に近い)描写が生き生きしてる。主人公サイドがいわゆる正義の味方ではないのが新鮮だが後味悪くなくどの話も2段3段オチが用意してあり飽きさせない。2013/05/16
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