出版社内容情報
読み終えたあと、柔らかくなった紙の感触もいい。読んだ。確かに読んだ。しっかり読んだ。そんな気持ちになる。それが文庫だ――。文庫愛好歴六〇年の著者が読んで書いた文庫をめぐるエッセイを厳選。文庫オリジナル編集で贈る、文庫愛読者のための文庫案内全一〇〇冊。
内容説明
読み終えたあと、柔らかくなった紙の感触もいい。読んだ。確かに読んだ、しっかり読んだ。そんな気持ちになる。それが文庫だ―。文庫愛好歴六〇年の現代詩作家が読んで書いた文庫をめぐるエッセイを自ら厳選。文庫オリジナル編集で贈る、文庫愛読者のための文庫案内全一〇〇冊。
目次
1(畳の上の恋―尾崎紅葉『多情多恨』;子どもの思い出―国木田独歩『運命』;集落の相貌―田山花袋『田舎教師』 ほか)
2(幸福の眼―プーシキン『オネーギン』;消えていくこと―ゴンチャロフ『平凡物語』;湖―シュトルム『みずうみ/三色すみれ/人形使いのポーレ』 ほか)
3(旅―関根慶子『新版 更級日記 全訳注』;黄金期の詩境―『江戸漢詩選』;雨の中の道―足立巻一『やちまた』 ほか)
著者等紹介
荒川洋治[アラカワヨウジ]
1949(昭和24)年、福井県生まれ。現代詩作家。早稲田大学第一文学部文芸科を卒業。75年の詩集『水駅』でH氏賞を受賞。『渡世』で高見順賞、『空中の茱萸』で読売文学賞、『心理』で萩原朔太郎賞、『北山十八間戸』で鮎川信夫賞、評論集『文芸時評という感想』で小林秀雄賞、『過去をもつ人』で毎日出版文化賞書評賞を受賞。17年より、川端康成文学賞選考委員。19年、恩賜賞・日本芸術院賞を受賞。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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KAZOO
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阿部義彦
meditation
オールド・ボリシェビク