ビッグコミックス あかぼし俳句帖（２）

著者名：有間しのぶ【作】/奥山直【画】

小学館（2015/12発売）

• ISBN：9784091873705

内容説明

十七音に魅せられた中年男の奮闘記！！
窓際族の明星は詠んだ俳句を美しい若手女流俳人・水村翠に褒めてもらいたい一心で、俳句にのめり込んでいく。
止められない暴走！
止まらない妄想！
心に染みる十七音を探し始める――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[けいこ]

俳句や短歌を読んでいると、みんな、するっと詠んでいるような印象を受けるけど、俳句を推敲する時の苦しみが描かれていて、好感が持てました。俳句に挑戦したくなる漫画です。

2015/12/29

[チアキ]

相変わらず登場人物の表情一つひとつがかわいいです。スイさんと乾杯できて感激する明星さん。もずく酢を食べるスイさん。スイさんにサラッとプロポーズする市ノ瀬くん。明星さんを諭す白帆先生。みんなのグラスを運ぶ明星さん…。絵を見ているだけでも楽しいです。俳句についても、本当によく考えてるなぁ、と思います。なんとなく、ああいい句だな、と思うようになってきました。明星さんはスランプになったり、自信を取り戻したり、初めての吟行に戸惑ったり、遊佐さんの発言に煮えくりかえったり、次巻もどうなるのか、楽しみです。

2015/12/01

[緋莢]

美しい若手女流俳人・水村翠に出会った事で、俳句を始めた明星。苦戦しながらも俳句を作り、句会で思わぬ高評価を得て、調子づく明星は、ネットの句会にも手を出すが・・・

2015/12/11

[gelatin]

★★★★　俳句好きなので。あと有馬しのぶ原作というのに引かれて。自分で描かなかったのはある意味正しい選択かも、と思うほど絵と話の中身がマッチしている。Webのお陰で俳句人口もかなり増えたのではなかろうか。写真もそうなんだけど、良いものはわかる。ダメなのもわかるのに、じゃあどうすれば良くなるかがわからない。その辺がわかるような理屈が必要なんだと思うのです。感覚じゃなくて。この漫画はそのあたりまで踏み込むかな？続きに期待します。

2015/12/04

[今庄和恵＠マチカドホケン室／コネクトロン]

俳句が作品として形をなしていく工程を知った。

2021/01/23