内容説明
平賀源内、黄金の島でついに龍と遭遇!
琉球で出会った、自称江戸学者の老人、牧志朝典の案内で、秘密の祭りを覗き見た源内。そこで目蓋のない神女(ノロ)から、古の言い伝えを聞くことになる。
なぜ神女は目蓋がないのか? 遭難した船から生還した水夫がなぜ目蓋を切り取られていたのか? 徐市石とは? そして、その石に刻まれた絵の意味するところは?
深まるばかりの謎を抱えてニルヤカナヤを目指す源内一行は、途中大嵐に見舞われ、命がけの公開の末にやっとニルヤカナヤと思われる島に辿り着いた。ところが、上陸し海辺で一夜を過ごした源内たちは、突然見たこともない巨大な龍に襲われ、3人の水夫が食われてしまう。
水夫たちがおびえるなか、それでも庄九郎の探索を続ける源内は、お吟にうり二つの樊(はん)という方丈国の姫を助けるのだが、樊は、龍を操る龍部でもあった!
ここは、本当に黄金の島ニルヤカナヤなのか?
源内は、庄九郎を、黄金を、そして龍を、江戸へ連れ帰ることが出来るのか――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
64
4巻前半で伝奇的な考察を練り込んでいるので異様なリアリティーが出てきた。その上でニルヤカナヤに辿り着く。この島に上陸してからは、秘境冒険小説のノリでワクワクする。そしてついに出てきた!恐龍。というわけでこの物語もいよいよエンジンが掛かってきた。読んでいるとピーター・ジャクソン版「キング・コング」やら、「ジュラシック・ワールド/炎の王国」やらの映像がよぎる。残り2冊で、より盛り上がることに期待。2019/03/09
サケ太
19
琉球で出会ったのは、“琉球の源内”とも言うべき朝典。苦い過去を持つ男の心を源内が解かす。そして、謎解き。ついに舞台はニライカナイへ。黄金と恐竜の跋扈する壮大な異世界。たどり着くまでも、たどり着いてからもワクワクさせてくれる。2019/06/27
ettyan えっちゃん
13
文庫で全6冊なのに、4巻がクライマックス!? 恐竜のいるニルヤカナヤに上陸、お姫さん、洞窟探検とこの巻が一番書きたかったんだろうなあ。 お姫さんの片言の日本語で、チヤレンザブロウという表記で、ああ、チャレンジャー教授かと納得、ロストワールドだ。 素晴らしいね。冒険もの!全回で読んでて本当に楽しかった。さて、次は、江戸にもどるのかな 2024/09/08
bluemint
12
情報やら蘊蓄をたっぷり仕入れ、やっと!ニルヤカナヤへたどり着いた。おー!出たッ、ホンモノの恐竜だ。そればかりではなく、誘拐され生贄にされそうになる姫様や、海に沈む黄金の建物、おまけに火山の噴火で島が沈みそうになったり、一気にハラハラドキドキの冒険小説となった。第5巻が楽しみだ。2021/07/20
keisuke
11
琉球の伝説やらはどこまでホンマにある話なんやろうか。リアリティあってよく分からんようになってきた。2016/01/29
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