小学館文庫<br> 大江戸恐龍伝 五

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小学館文庫
大江戸恐龍伝 五

  • 著者名:夢枕獏【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 小学館(2016/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094062533

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内容説明

龍の見世物の陰で、火鼠の一味が暗躍!?

 伝説の島ニルヤカナヤにたどり着いた平賀源内一行は、龍に遭遇。その島では、二つの国が領地を巡って戦っていた。敵国に囚われていた方丈国の姫・ハンから、ニルヤカナヤ=蓬莱島の由来を聞き、すべての謎が解けた源内。敵対する二つの国の戦いも収め、庄九郎、ハン、そして龍部のハンが操る恐龍も連れて「ゑれき丸」は島を離れた。
 江戸に戻った源内は、両国で龍の見世物を始める。見世物は大いに評判を呼び、一躍時の人になった平賀源内。しかし、その大盛況の最中、源内は何かが自分の中で急速に冷めていくのを感じるのであった。
 そんなある日、ニルヤカナヤから一緒に帰還した水夫の藤介が変死体で川に浮かぶ。
 息を潜めていた火鼠の一味が、ついに動き始めた!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

61
平賀源内らが恐龍に追い回されるわ、洞窟探検するわ、命懸けの川下りをするわ、いよいよ冒険活劇として絶頂の展開。王宮の動乱を乗り越えて、江戸へ帰還。恐龍は見世物として評判を呼ぶ。といった目まぐるしい内容で、一気読み。昔、エドガー・ライス・バローズの小説を読んだときの、興奮を思い出した。大きくて凶暴な恐龍を、生きたままどうやって船に載せて連れて帰るの!?という疑問にもちゃん理屈があって隙きがない。さて次の六巻でいよいよ完結。広げた風呂敷をいかに畳むか、しかと見届けよう。2019/03/10

サケ太

20
ニライカナイ大冒険活劇!恐龍!黄金!合い争う二つの国家に、龍を操る龍部。どこまでワクワク、ドキドキさせてくれるんだ。興奮させ続け、目的を達してもそれでも物語は終わらない。舞台が江戸に戻り、残された伏線や因縁がどのように回収されるというのか。楽しみすぎる。2019/06/27

bluemint

10
恐龍の島で火山爆発、島を二分する国の戦争、決死の脱出、洞窟の探検などぎゅうぎゅう詰めの冒険編。でも、ちょっとあっさり気味。さて、恐龍を江戸に連れてきて見世物にしたのは良いが、この始末はどうするのか?将軍まで見たいと言い出すし。いよいよ火鼠との決着をつける時か!2021/08/01

ettyan えっちゃん

9
ニルヤカナヤまでは、本当に爽快で面白かったなあ。 江戸に帰ってきて、もう安心して・・・というわけにはいかなくて、やっぱり、面倒な人間関係と火鼠の暗躍となんとも暗い気持ちになる。そして、江戸に龍を連れ帰ってきたのはいいけど、こんな感じかあ。なんとも、もの悲しい。2024/09/08

keisuke

7
やっとラスト1巻。メインがここじゃないとは言え、ニルヤカナヤでの戦いがあっさり終わったな、と少し拍子抜けはする。2016/02/01

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