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内容説明
時はいよいよ昭和五十年代に突入し、その握りの技、姿勢に、円熟味を帯びて来た銀座柳寿司二代目・柳葉鱒之介。心臓に病を抱えながらも、そんな夫を支える、妻・君江。既に三人の子宝に恵まれ、心臓への負担を考えれば、もう子供を産むべきではないと父に言われていた君江だが、その事実を鱒之介達には隠していた。そんな中、君江のお腹に新たな生命が…。その子こそ、後に柳寿司三代目となる“特別な子”、旬であった!!旬はどのようにして産まれたのか?そしてその後に待つ過酷な運命とは?家族の物語、遂に完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シーナ@食べ物漫画好き
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14冊目 旬が生まれて完結。鯨が庶民の安価なおかずだった時代に捕鯨禁止や鮪の資源不足を予見したりする男がいたりと… 時代設定が好きでした。2017/07/26
Horizon09133
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江戸前の旬の前日譚。オヤジさんの物語です。寿司もだけど、激動の昭和を描いてます。でも、今も激動の令和だね。常に世界は動いてる。2022/04/05
柴崎章翔
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「もういいわ………わかった… わかったから……」 「君江…… お腹の子は諦めよう……」「嫌です!!」 「この子は神様が私に授けてくれた宝物なの… たとえ私の命と引き換えにしても絶対に産むわ!!」 「私にはわかるの…… この子は特別な子なんだって… この子が大きくなったらきっとあなたは私に感謝するはずよ… よく産んでくれたって…」 「どうか…無事に帰って来て下さい みんな…みんな女将さんを待っています…」 2018/11/29