内容説明
西ブロックに稀な、春の日のような穏やかな一日。NO.6崩壊後にNO.6に留まった紫苑。風のようにさすらうネズミ。そして、紫苑の父の秘密―。惜しまれつつ完結した物語に、さらなる命を与え、それぞれの生の一瞬を、鮮やかに切り取る。
目次
イヌカシの日々
過去からの歌
紫苑の日々
ネズミの日々
著者からのメッセージ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
花ママ
56
14年ぶりに刊行される『No.6 再会』を読む前に、かなり忘れかけているNo.6を振り返るために読みました。西ブロックが崩壊後紫苑は残り、ねずみはまたさすらう旅へと。懐かしい面々が登場して、あ〜そうだったと次々思い出せるのが不思議。ねずみは再び戻って来ることを約束。紫苑はNo.6の再建に尽力する。ここでは、これまで作中あまり描かれなかった(と思うけれど)紫苑の父親にねずみが遭遇するという場面も。やはりねずみはクールでかっこよかった。紫苑が再会を待ち焦がれているのもわかるなぁ。2025/04/10
がらくたどん
54
NO.6再始動記念再読!本編終了翌年に上梓された外伝。イヌカシとネズミそれぞれの過去を描いた「イヌカシの日々」と「過去からの歌」、再生過程の都市に留まる紫苑と旅するネズミを描いた「紫苑の日々」と「ネズミの日々」の4編。前半2編は状況としては悲劇的だが、後半2編が大変に重い。市民暴動を指揮した楊眠が権力を持つ事を危惧する紫苑のとった行動は、かつての紫苑なら選ばなかった道なのではと読んでいて不安になる。一方ネズミが旅先で出会った「紫苑の父」はアナーキーなトリックスターだ。第二部への危ない吊り橋のような作品集。2025/07/05
た〜
36
まさか(?)の続編。帯には「最終話」と謳っているけれど、新たな物語への序章っぽい内容。2015/11/21
coco夏ko10角
33
本編では出てこなかった人も登場したり。紫苑がなんだか心配だなぁ。読む前に思ってた「本編のその後」とは違った、このさらに「その後」が見てみたい。2016/09/23
ありす
30
都市の再生がメインの話かと思ったが違った。でも読んで思うのは良い裏切り。本編で描かれなかったネズミやイヌカシの過去を織り混ぜながら現在を行く。優しく良い青年として描かれているのに、何故か紫苑が恐く感じるのは気のせいか。『生きるのが至難の世界で生き続けて勝つ』『覚悟を伴わない言葉』『結末がどうなるか先例があるのに、なぜ同じ道を行くのか』心に刺さる科白(せりふ)が散りばめられていた。作者あとがきで続編を匂わせていたが、その後を知りたいような知りたくないような、そんな気持ちが残った。2018/06/01
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