いぬやしき（５）

著者名：奥浩哉【著】

講談社（2015/11発売）

• ISBN：9784063545968

内容説明

犬屋敷壱郎（いぬやしき・いちろう）と獅子神皓（ししがみ・ひろ）。二つは同じ強大な力を持ちながらも、その存在は対極をなす。人を救う事に生きがいを見出す犬屋敷。そしてその反対に、獅子神は人を殺す事で生きている実感を得ていた。だがある時、殺りくを繰り返す獅子神に、警察の手が伸びる。母親の前で力を使えない獅子神は、果たして……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mitei]

ねらーをあんなしてできた事に驚く。偶々さっきの本でネットの誹謗中傷がテーマだったので妙に溜飲が下がる。しかしそんな殺人事件も逆にどうやって出来たのかにも世間的には関心は行かないのかな？

2015/11/22

[ゼロ]

獅子神が大量殺人の罪で警察から追われることになる。身を隠すためにある少女の家に滞在することになるが、その間にマスコミが実家に押しかけ、母親を追い詰めていき、自殺を決意する。その原因になったのが2chで、言葉の暴力で人を殺す。今だとTwitterでの炎上で死人が出るのかもしれない。獅子神は、2chの住人を抹殺し、取り返しのつかないことをした実感。俺は人間ではない？と嘆き、少女に本当の姿を見せた。すると、獅子神のために泣いてくれた。その姿をに改心し、人を救うことに。獅子神は単純なキャラとして描かれている。

2017/10/01

[くりり]

連続殺人犯の獅子神のターン。母親は追い込まれ自殺、ネット住民への復讐。しかし、匿ってもらった同級生に人助けを誓う！って、このままでは無理だねぇ...。

2016/01/13

[wata]

登録漏れ？！唯一、大事に思っていた母が亡くなり復讐を。次々とネットを通じてのまさかの攻撃。今までたくさんの人の命を奪って急に人助けって言っても…。

2016/01/13

[カラシニコフ]

「これからは全世界が……俺の敵だ………もっともっと人を殺す……この国の人間を全部……」　　★★★☆☆

2016/01/25