内容説明
目覚めると異世界で骸骨騎士になっていたアーク。見事エルフ族奪還作戦を成功させた彼は、
引き続き目立たず過ごすつもりであった。
しかし――大型魔獣を狩猟! 王女一行を(何者か知りもせずに)救出!? 城門を敵ごと粉砕!! と、いつも通り鎧袖一触の大活躍!
その後王都に移動したアークは、獣耳忍者少女チヨメと再会する。彼女は獣人[山野の民]であり、エルフ族同様多くの仲間が人族の奴隷にされているらしい。
「全員を救う事は出来ません。百を助ける事に十の犠牲を払わなければならないと言うのなら、ボクはそれをするだけです」
少女は少数の同胞と共に囮となり、奴隷の仲間達を助ける決死の作戦を遂行しようとしており……!?
「彼女の笑った顔が見たい、理由などただそれだけで充分だ!」
今度は獣人解放のため大奮闘! 最強の骸骨騎士による“無自覚”世直し異世界ファンタジー、第二弾も陰謀と人情満載で参上!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イーダ
13
エルフの村に心休める場所を見つけた骸骨騎士様。しかし、ガイコツの姿に着流しにタオル姿というのはシュールですな。アリアンにはそろそろ素の姿も見えはじめてるようだし。2017/11/08
nawade
12
★★★☆☆ 囚われたエルフ開放の旅は続く。虐げられ奴隷となったエルフや獣人の姿がちらつく割には悲観的な姿が描かれないこともあり、陰湿な印象は受けませんね。骸骨騎士様にしてもスペックは凄いけど、まだそれに振り回されている状態であることが明確になり単純に俺Tueee!!しているわけでもないところが良いです。いや、傍から見ると完全に俺Tueee!!なんですけど。もうちょっとロマンスらしきものがほしいところですが無理なんでしょうかね、骸骨なだけに。そうか、この物語にはアルベドさんが必要なんだw2015/11/05
寒っ!!
9
主人公が基本的に暇人でとりあえずやりたいことをやるというスタンスが緩くていいな。行き当たりばったりながら、結局は世直しの方向に進んでいるから読んでいて気持ちいい。2022/09/13
サンゴ
7
とても読みやすいです2022/04/10
ぷるっちょ
7
[Web版未読]前巻でエルフ族の救出に助力したのに続いて、今回は獣人族のゴエモンとチヨメを仲間に加えて、奴隷商に捕まった獣人族の解放に一肌脱ぐアーク一行。相変わらずの強力な魔法で城門破りまで行って無双ぶりを発揮する。加えてローデン王国の継承者争いに敗れて暗殺されてしまった王女様を無自覚に蘇生してしまって、この世界の歴史の転換点にも関与してしまう。そして、王国の第二王子は継承者争いからあっけなく脱落。アーク本人は成るべく目立たない様に行動しているつもりらしいが儘ならないものだ。2017/03/15