- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
この巻に収録されているのは、東日本大震災における宮城県内の児童相談所を取材し、関係者の証言と事実を基に構成したフィクションです。
津波によって県の合同庁舎に閉じ込められてしまった児童相談所の職員たち。脱出の見込みも立たず、自らの家族の安否もわからない中、児童福祉司たちは不安に震える子どもたちや妊婦などの地域住民のケアをしていた。
そしてようやく合同庁舎から脱出できた児童福祉司を待っていたのは、それぞれが担当する子どもたちの安否確認だった。虐待の疑いがある子どもを探すため、県内に200箇所近くある避難所を回る、児童福祉司の梅原や佐藤たち。そしてボランティアとして被災地入りした相川健太が目撃した光景とは…?
サンデー本誌掲載時に大反響を呼んだ真剣ドラマシリーズの特別編、最終話までを収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こうじ
67
⭐️⭐️⭐️3/5 東日本大震災でのお話し。子供は俺たちの輝く未来!感動してしまった。あの時は、大人でも不安になってしまう。それよりも子供達も大人が不安にしてるとすぐ感じてしまう。自分はすぐ気持ちが顔にでるから、強くならなければ^_^;2015/09/20
せ~や
56
新連載に向けて再読。東日本大震災の時、人知れず頑張った人たちがいた。大人ですら怖い体験、子どものそれはきっと計り知れない。それでも子どもは子どもなりに、乗り越えたり未来に目を向けたりして、きっと頑張っていたんだろうな。何も知らない「大人」は、悲しんだり叫んだりする子どもを、ただ側にいて一緒に「悲しい、怖い」を感じている気持ちでしかいれないんだろうな。目の前の人達や遠く離れた人達…人それぞれ出来る事は違えど、それぞれにできる事を精一杯に。☆42020/06/06
Die-Go
32
再読。新任児童福祉司健太の今度の仕事は、東日本大震災で混乱の極みにある石巻。どれだけ手があっても足らない中、健太のできることは何か。それは健太がどうこうすることではなく、現地スタッフの思いを受け止め、引き継ぐことだった。この経験が職場に戻ってから生かされることだろう。 ★★★★☆2022/01/23
十六夜(いざよい)
16
震災で被災した石巻市の児童相談所の様子を描いた内容。報道では映されなかった所で、沢山の人たちが、不安を抱えながら懸命に職務をこなしてくれていたのだと思うと頭が下がる。主人公の散々"被災地を手伝いに行きたい"とアピールしておきながら、"自分の居場所はここじゃない"発言は、ちょっとモヤモヤが残った。2020/12/01
橙夜(とうや)
16
震災特別編。実際にそのときの様子を取材して描いたらしく、途中途中の漫画で描けなかったところをルポとして載せてるのはいいなと思いました。すごいなって言葉で片付けるのは失礼だと思うけど、これからも前に進んでいってほしい。2015/09/18