情熱のシーラ 中

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情熱のシーラ 中

  • ISBN:9784140056660

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内容説明

祖国を守るために、“使命”を果たす――

スペイン生まれのお針子シーラは、第二次世界大戦前夜にモロッコに渡り、紆余曲折の末にオートクチュール店を開く。やがて顧客との付き合いを通じて、政治の世界に繋がってゆく。折しも、スペインはナチスドイツに加担して、参戦しようとしていた。それを阻止するため、シーラはスパイ活動を始めるが……。NHK海外ドラマの原作小説第2弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

39
ドラマ原作を離れて読んでも凄く面白い題材。反乱に明け暮れたスペインに新政府が立ち、フランコ政権とドイツ、ナチスが手を組む。1939年は世界的にみても暗雲垂れ込め、欧州大陸はどこも武器弾薬庫と化して行っており、硝煙の臭いフンプン。それでも市民の生活は続く、生ある限り。シーラは仕立て客の上玉ロザリンダに惹かれ時間を共にする。その愛人ベイグベデルは新政府の外務大臣まで上り詰めたが・・NHK出版の本だし、放映もされている為か、凄くお行儀がいい文章。子供の頃読んだ外国小説❓の感じがする。2015/07/10

あいくん

9
☆☆☆シーラはモロッコ一のドレスメーカーと言われるようになります。1939年4月にスペイン内戦は終結します。フランコ将軍がスペイン全土を掌握します。 この年の9月に第二次世界大戦が始まり、ドイツとイギリスが全面戦争に突入します。スペインは勝敗の鍵を握る存在でした。 スペインが中立を維持することがイギリスにとっては重要でした。 ロザリンダはシーラにイギリスの秘密諜報機関で活動するよう持ちかけます。 シーラがマドリードで店を開いてナチス高官の妻たちの洋服を縫うことで情報収集ができないかというわけです。 2017/07/26

みろ

8
周囲の協力のおかげで母を呼び寄せたのもつかの間、今度は自分がフランコ独裁下のマドリードへ、別人として渡ることに。思いがけない人との再会があるのもいい展開。連合国の情報協力者になるまでが長いけど、無駄な話ではないのが面白い。2016/03/29

Apollo

4
今度は母国に戻ってMI6諜報員ですか。シーラ、やるなあ。でもよく考えれば、スパイ活動も、モロッコのドレスショップ経営も、その前のモロッコ渡航も、人生の転機は上から降ってきたもので、シーラ自身で選びとったものじゃないんだよねえ…。ま、かたいことは抜きにして、下巻でのシーラの活躍を楽しみにしていよう。2016/09/05

陽だまり

4
物語の舞台はモロッコのテトゥアンからスペインのマドリードへ。だんだん物語の先行きも暗くなってきて読むのが少しだけしんどくなってくる。けど面白い。 図書館で借りてる本だけど、次巻は予約待ち。いつ読めるかなー。2016/03/11

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