内容説明
帝都への招聘に応じたレジスは第二皇子ラトレイユの軍師として、ハイブリタニア軍の追撃戦へと挑む。一方で、レジスの帰りを待つアルティーナは彼の言葉を信じ、戦力を蓄えるのだった。そして、友の遺志を継いだ第三皇子バスティアンもついに祖国ベルガリアへと戻り、国を変えるため立ち上がろうとしていた。三人の皇子皇女はそれぞれの理想を抱き、信じる道へと一歩を踏み出す――。覇剣の皇姫と読書狂の青年が織り成す覇道戦記ファンタジー第九弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
51
ラトレイユの軍師として、ハイブリタニア軍との攻城戦に挑む事になったレジスと、ベルガリアに戻り、帝国を変える為に動き出したバスティアンたちの其々の動きを描いた話。今回は序章と言った感じで、これと言った盛り上がりは無し。今後の展開に繋げていくための布石は多く打たれており、レジス・バスティアン二人の動きがどのようにして繋がっていくのかが楽しみですね。良い所で終わったので次巻も期待してます。2015/06/28
S.T.
37
前巻の“ラトレイユが皇位継承したらアルティーナの継承権がなくなる”ってのに強烈な違和感があったんだが、皇族が強すぎるが故の明文化されていない習慣だと判明。できれば前巻で説明して欲しかったよ…。ラトレイユの評価が上がってるみたいで、それ自体に反発はない。父帝を手にかけた心情は読者みんな理解できるだろうし、政治抗争はとりあえず置いておいてレジスを重用している点も好印象。でも、申し訳ないけどアルティーナ派です。矢雀皇姫と揶揄され、剣を振り回すだけだったアルティーナが新時代を切り開く皇帝になる展開を見たい。2015/07/15
よっち
37
帝都招聘に応じたレジスがラトレイユの軍師として、ハイブリタニア軍追撃戦で攻城戦に挑む一方、バスティアンもベルガリアへと戻り、国を変えるため立ち上がろうとする第九弾。レジスの方はラトレイユの人物を見極めようとすると同時に、環境を変えたことで目指すことを成し遂げるために大切なことを感じて、いい経験をしているのかなと。戻ってきたバスティアンの動きもまた何らかの形を成していきそうですが、今回は今後に向けて打たれた布石も多くて、この変化の兆しがこれからどう繫がっていくのか、次巻以降の展開が楽しみになってきました。 2015/06/27
わたー
33
★★★★★今回登場した作品はバカテスとヴィランズテイル。やはりレジスさんはファミ通文庫大好きですね。閑話休題。今回はバスティアン、アルティーナ、レジスという3つの軸で物語が進行している。しかし、レジスによる攻城戦よりも、3人の皇族たちの目指すものの違いや、誰がこの国を導いていくのかという方に目が行きがちだった。導火線に火がついているような感じのまま、攻城戦の話に移ったので、やや消化不良。今後、どうなるのかとても楽しみ。いや、攻城戦の話が面白くなかったわけではないのよ。寧ろ、好敵手との知略戦とか凄く燃える。2015/07/06
アウル
30
攻城戦と帯に書いてあったがまだまだ始まったところで次巻に続く。もう少しページ数があってもいいんではと思ったがキリがいい所で終わっているので仕方ないんだろうな。個人的にはアルティーナよりも主人公だと思っているバスティアンが遂に帝都戻ってきて、ロランドの先生と会い、己が目指す道を進み始める。3人それぞれが異なった理想を掲げたが最終的にはどうなるのだろうか。今までと勝手が違う軍隊を率いているレジスだが上手い事切り抜ける事が出来るのか楽しみである。2015/07/02
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