内容説明
桜の季節、しまむらと同じクラスになれた。でも、しまむらは近くの席の女子とお昼を食べるようになった。……なんか嫌だな。私はどうしたらいいんだろう。 ある日の昼休み。近くの女子集団に声を掛けられた。なんとなく安達の方を見ると、目が合った途端、顔を逸らされた。女子集団の輪に入り、もう一度安達の方を見たら、一人で教室を出て行ってしまった。私もパンを買いに行くのになぁ。まあ、行く途中で見つければいいか。 しまむらと前みたいに仲良くなるには……そうだ、お泊まりだ!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T.Y.
58
2年生になり、教室での関係にも変化の生じている中、安達はしまむら家にお泊まりを目論むが…。二人の視点を交互に描いて温度差を浮き彫りにするのは相変わらずだが、前巻から登場のしまむらの級友・樽見の件もあって、時の移ろいへの感傷が印象的な今巻。時と共に変化し、疎遠にもなる人間関係。この関係は特別で揺るぎないのだと、さほど確かに言えないからこそ感慨深く、転機での選択の意義も際立つ。章間の日野永藤パートも日野家がほぼ想像通りで、暗示されてきたものが活きている。ヤシロは…しまむら妹が悪用を考える子でなくて良かった。2015/05/10
雪紫
49
進級しても、同じクラスになったのに少し距離が。そんなふたりの桜散る時期までのお話。なんかヒリヒリする感覚。重くなりそうな安達の感情に、しまむらの昔の友達の影。お泊りや髪型など意外と行動派になる光景は尊いのに、なんだろう、この何処か不安がにじり寄る感じ・・・。2024/08/10
寂しがり屋の狼さん
49
シリーズ４巻目📖２年生になり『安達としまむら』、『日野と永藤』それぞれの学校生活が始まる🏫春はいろいろと始まりの季節ですね🌸(◕ᴗ◕✿)しかし３巻から４巻にかけて登場人物の名前が明らかになるって（笑）2021/10/18
giant★killing
45
安定の百合ラノベ。内容は2年生に進級し、しまむらと同じクラスになれた安達だったがしまむらはクラスの女子とお弁当を食べたりとむしろ前よりも心の距離が遠くなってしまった⁉︎困った安達は胡散臭い占い師からの助言でしまむらから逃げないことを決意。しまむらに積極的にアプローチをかけていって…。しまむらモテモテだなぁw。「去る者は追わず来る者は拒まず」精神がモテる秘訣なのかな？安達と樽見との三角関係の修羅場がいつか出来そう(妹ちゃんも参戦かなw)。巻を重ねる度にポンコツになっていく安達がめっちゃ可愛いです^o^。→2015/05/18
Yobata
40
2年に進級し、しまむらと一緒のクラスになれたものの,しまむらにお昼の新たな相手が登場し一喜一憂する安達はある事を決意する…。入間版ゆるゆり第四弾。表紙の安達の片割れ誰？と思ったら髪が地毛に戻ったしまむらなんだねwそのしまむらと2年も同じクラスになれて絶頂気分が新しいクラスメイトにしまむらを取られ途端に落ち込む安達。本当落ち込み方だけは素直だな…wしかし進級したのを機にここからはいつもと違い,叫びまでする安達はしまむらに猛アタックwぎこちなさ抜群だけど、なかなかストレートで安達なりに頑張ってたねぇw→2015/05/09
