内容説明
極東のサイ国から、西へ移動するイリーナと夫である皇子アスライ。その道中、不審な動きがあるという属国パラスティンに立ち寄ることにした。広大なマラティ河が流れ、冬でもイリーナの祖国の夏ほどに暑い国。宗主国の妃としてイリーナも歓迎されたが、どうも腑に落ちないことが多い。そしてイリーナの命が狙われる事件が起こり…!? 肉親への愛と恋人への愛。イリーナは何を思うのか――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
punto
6
今度はインド風の国が舞台。広い国だなあ。通訳を使ってなさそうだけどなぜ?アスライに似た境遇の王子と遭遇。彼の生い立ちはずっと彼を追い詰めるのかも。何度か外国の動物園で象にのったことはありますが、暴れるようには思えなかった。けれど、暴れたら怖そうだと思いました。しかしそれより、ヘビが何度も出てくるので特に嫌いな人は辛いかもしれません。纏まりがいい終わりではないけれど、シリーズ完結のようです。2017/01/27
まろん
2
★★★ 4巻。これで完結かと思ったけど、どうもちゃんとした終わりではなく、尻切れトンボな感じ。小田さんはいつも登場人物の内面を中心に書く人だったなー、とこのシリーズを読んで思い出した。イリーナもちょっと先読みしすぎて面倒くさい娘に思えてきてしまった。そしてラブラブに飽きた。2017/12/13
Stella
2
集英社公式サイトには「完結」とあったけど、まだまだ続けられそうな雰囲気。2012/08/23
風祭
1
まあまあ。新しい生活だと思っていたら、移動中に巻き込まれた騒動だった・・侵略者による葛藤が最初から延々と続いていて、飽きちゃったところが正直ある。2025/02/06
みや
1
完結だけど、まだ続きそうな感じがして終わった気がしない。2013/05/25