内容説明
東の大国・サイの首都ジョングァンにやってきたイリーナ。夫であるアスライが総督に任命されたからだ。ならば世界帝国オルドブライの次期皇帝にも、アスライが指名されるのではないか。出生に疑惑がある彼を、皇帝が息子と認めたのだ……嬉しく思うイリーナだったが、サイ国でのアスライに対する反発は強い。アスライは、サイで古来より続いてきた〈官試〉を廃止するつもりなのだが――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
punto
3
サイは中国だと思いながら読んでいましたが、やはり北宋とのこと。世界史的な視点が興味深かったです。反面、アスライの痛みについては引き続きという感じなので、ちょっと新しさは感じられませんでした。同じ悩みを悩みなおすのがリアルですけれど。文治国家だけあって襲撃!とかクーデター!はなく、ずっと会議をしているので、もっと動いてほしかったかな。2016/12/22
なりた
2
シリーズ三冊目。うーん……卿大夫がそんなに悪い人に思えないというかなんというか。というか主人公たちに好感を持てないのかな。同時刊行中の別シリーズの方が好みかも。東洋が舞台なのにあんまり東洋っぽい気がしないかも。次はまた別の地にいくらしいけど中東のあたりなのかな?★★★☆☆2012/02/06
透馬なごみ
1
なんかね、全体的にすっきりしてないです。素直でいい子なのはわかるんですが玲藍石がアスライの運命が自分だったかもしれないという発言に引っかかった。結局生きてきた人生を理解できるのは他人ではなく自分だろとかちょっとむっと反抗したくなった。いやー、大人気ない私(笑)ともあれアスライの兄弟問題は毎回。アスライ、マジいい兄。イリーナにもベタ甘だし。マジいい夫。イリーナの目がだんだん大きくなってるように見えるのは気のせいかしら…。2014/06/17
みや
1
☆☆☆☆2013/05/19
nanamon
1
2013/11/11