GROUNDLESS 4 ―夕陽の見えぬ街―

著者名：影待蛍太【著】

双葉社（2015/06発売）

• ISBN：9784575846249

内容説明

個人WEBサイトで長期連載中の本格ミリタリーコミックを待望の単行本化！
島軍と開放市民軍の睨み合いが続く街、カゲリザカ。地元自警団員からの救援要請に応じて、街を訪れたソフィアとモンドだったが、出迎えに現れた人々は何故かソフィア達へ銃を向けた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[JACK]

☆ 穀倉地帯の戦いの後、ソフィアとモンドは漁民の街カゲリザカの防衛への協力を依頼される。そこには島軍の戦車隊が駐留していた。そして、十分な戦果を挙げることが出来れば、ソフィアたちのダシア自警団に島軍の戦車を貸与してくれるという。ソフィアの市街地での狙撃が描かれる4巻。狙撃手の物語ではあるが、そういったスーパースターの活躍だけを描くヒーローものでは無く、島軍、カゲリザカ市民解放軍、カゲリザカ市民、ダシア自警団の複雑な利害関係が描かれる骨太な物語。

2015/07/12

[Ex libris 毒餃子]

戦車の運用方法・描写が秀逸。内容が『カタロニア賛歌』みたいになってきたのでまた期待が高まる。

2015/05/22

[コリエル]

うまい話にゃ裏があるオチで。どうにもノらないソフィアだが気持ちはわかる。どう見てもカモられた上で命の危険まであり得そうな状況。ここからダシアに有利な結果を導くことができるのかなあ。

2015/07/21

[紅藍]

二巻同様、次の戦闘への布石を置いていく巻。戦車部隊とスナイパーが戦場でどう動くのかは楽しみ。

2015/06/10

[ざっきー]

どんどんと込み入った話になってきているなぁというのが第一印象。人種差別と経済格差とさらには地政学も絡んでいるのかな？　軍事、戦略さらには政争とそういったことが好きなら非常に楽しめると思います。さらっと読みたい方にはあまりお勧めできないですね。

2015/05/24