GROUNDLESS 6 ―豚の鉄槌―

著者名：影待蛍太【著】

双葉社（2016/05発売）

• ISBN：9784575848038

内容説明

混迷を深めるカゲリザカ戦線…。撤退を決めた開放軍と、それを叩こうとする島軍の間で駆け引きが続く。島軍の戦車長・レジーナの小隊は、戦車破壊を目指す開放軍に狙われ、苦戦するが…！？一方、島軍の反乱分子に「仲間にならないか」と誘われたソフィアとモンドは、ぎりぎりの交渉を強いられることになる。2人は果たして生き残れるのか！？そしてソフィアの放った決定的な一射が、戦場を更なる悲劇で彩ることになる…！！カゲリザカ編、堂々のフィナーレ！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[yagurasawa]

最近流行のミリタリー物とは裏腹に戦争の混沌や残酷さ、無情さの方に焦点を当てている本作だが、今巻では特にそれが際立っている。昨日まで隣にいた者同士が撃ち合う凄惨な戦いに興奮と恐怖を覚えてしまう。あえてレジーナにああいう選択をさせた作者さんの感性には驚くばかりだ。

2016/05/22

[なさたなだ・ざざす]

前身がWEB掲載作だったようで、ストック分はここまでのよう。ということで今巻で1つの区切りなのだろうが、結局軸というか何を表現したい物語なのかわからず、終始世界観に浸れないままでした。キャラ立てが浅いので、温めていたであろう悲劇的なシーンもそれほど響かず。　そんなことを読者に伝えられても…という内容の世に拗ねた著者の後書きも悪印象で、話題になったりしない限り続きを手に取ることは無さそうです。

2021/08/22

[nais]

大体みんな不幸になっていく。混沌とした状況に出口はあるのか。

2019/02/10

[santiago]

戦えば戦うほどソフィアは暗い袋小路に迷い混んで行くようだ。普段の彼女がだんだんと子供っぽく無邪気になっていくのも、心が壊れかけているからでは？と穿って見てしまう。

2016/07/03

[ReiOdaira]

ライバル？　働き者の女性たち。

2016/06/14