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内容説明
明治三十六年、満洲へ「好太王碑」調査に訪れた安積亮(あずみ・りょう)は、帰国後に諏訪大社の巫女・翠(みどり)と祝言をあげた。日露戦争が始まり安積も国家の思惑に翻弄される中、安積は四世紀末・神功(じんぐう)皇后の時代の夢を見る。確かに神功皇后の渡海はあり、皇后の子の父親は海人族の若者だという夢。日露戦争終結後の明治三十九年、日本政府が朝鮮支配へと乗りだす中、天皇家に抗おうとする革命勢力の陰謀に、安積は巻き込まれてゆくのだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
友和
17
安曇亮のまわりの動きが色々あり、とてもハラハラする。後半で火薬を作り終わり、一服するシーンにはちょっと笑えた。2015/03/17
ぽっぽママ
14
近代史は複雑すぎて、しかも学校ではさわり程度にしか勉強していない。でもこうした漫画や小説などで少しずつ、ほんと少しずつだけどこういうことがあったのだとかこういう人がいたのだと知ることは大切だと思う。それに加え神功皇后や諏訪の神様まで絡めてもらえるのだから、頑張って話についていきたいです。2015/02/24
ぐうぐう
10
当時の新聞が民族差別の思想に色濃く支配され、そのせいで真実を容易にねじ曲げてきたように、時の権力の主張と真実は合致しないことが多い。『天の血脈』は漫画なので、自説の正当性を説得力のある史料をもとに声高に描くことはしない。ただ、主人公が夢の中で神功皇后に出会うことで、それをひとつの真実として物語る方法論は、いかにも漫画的でおもしろい。2016/08/10
Susumu Miki(Dik-dik)
9
辛亥革命前夜…?2015/03/03
ウチケン
7
安曇や諏訪といった信州も物語の一端を担っているので毎巻楽しみにしている。とりわけ今回は、郷土の黒歴史『明治天皇爆殺未遂事件』を史実とは違う脚色ではあるけれども、後の大逆事件に繋がる展開に主人公がどう絡んでゆくのか、興味深く読んだ。次巻も期待大。2015/03/21
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