内容説明
ヒビガミとの一戦後、夢か現か、奇妙な場所で目を覚ました黒彦。そこで数多の黒槍が突き刺さる棺を発見した黒彦は、赤き瞳が覗くソレと対峙する。
「おまえは、一体」「そうだナ――禁呪王ト、名乗るべきかナ？」
ヒビガミに敗北したセシリーの様子が気がかりななか、キュリエとの訓練を続ける黒彦。
一方、学園では聖遺跡に現れた謎の巨人の噂が広がっており――。
『小説家になろう』とコラボした第１回ＯＶＬ文庫ＷＥＢ小説大賞“金賞”受賞作の異世界ファンタジー、待望の続編！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
晦夢
13
ヒヒガミとの戦いを終えたクロヒコは、アイラによって噂になっている謎の巨人の討伐への協力を求められる。それは生徒同士の競争へとなっていく。こいつフラグ立てすぎだろ。消極的な優しさだからか、どうもクロヒコそこまで好きになれない。ヒロインたちは可愛い。吹っ切れたセシリーは最高だな。聖遺跡での戦いが少し物足りなかったな。ロキアとクロヒコも出会い次巻も楽しみ。2015/02/07
giant★killing
10
web版未読。内容は前巻ヒビガミに大敗し酷く傷心したセシリーだったが禁呪使いのクロヒコにも自分と同じ弱さがあることを理解し立ち直ることに成功する。その一方、クロヒコはアイラから聖遺跡攻略の協力を頼まれ…。セシリー可愛い！クロヒコだけに魅せる彼女の素の表情が普通の女の子らしくて良いですね^o^。P112「今のはずるいだろ……ばか」。一方、フィブルクは最後までクズだったなぁw。第八禁呪を会得し確実に成長していくクロヒコの姿は格好良いですね(≪どんかんくそやろう≫ですがw)。次巻は温泉回かな？早く読まなきゃ。2015/07/07
真白優樹
7
訓練を続ける中、いけ好かない奴らの班との攻略対決を繰り広げる今巻。・・・うん、今回も面白い、文句なく面白い。清々しい程の小者というのも偶にはいいか。・・・それはともかく今回はセシリーに焦点が多く当たり、その内面や小悪魔的可愛らしさが示される。・・・まあ確かに黒彦が羨ましくもなるわな。いや、内面を安心して出せる落ち着ける場所ができたのはいいことだと思うが。 そんな中、黒彦は更なる力を得て次へと進む。・・・いや、不穏な気配もするが。 次回はいよいよ流血必死なあのエピソード、次巻も楽しみである。2015/01/24
藤崎
6
今回はセシリーメイン。前回の色々大敗からどうなるかと思ってましたが、キャラ的に中々面白い方向に伸びてきて一安心。そして本筋的にはダンジョンの異変にまつわる学内抗争・・・ですが、前回の敵が最強クラスだったので、今更学生と争われてもなぁと思わなくもなかったり・・・いえ敵にすらなれてなかったですけど。それと、異世界召喚の主人公が主人公たる所以は、才能とか運命とかじゃなくて、激変した環境で否応なく「動き出す」ことそのものにあるんじゃないかな、とか。ともあれ次回はあまり平和そうじゃない温泉回、どうなるのか楽しみです2015/01/25
Hail2U
4
禁呪二個目GET。新キャラもハーレムに加わって美人PTの黒一点な主人公。右を見ても左を見ても美人＆美少女に囲まれる生活――そりゃあクズのフィブルクじゃなくてもキレますわ。あそこまで清々しいほどのクズっぷりを見せてくれたフィブルクくんに敬意を込めて、主人公の鈍感っぷりには目を瞑ってあげたい（今回限定で）。聖樹のモンスターじゃないっぽいものやら新たな第6院キャラやらで色々と種を撒いている巻。ノイズが第一部のボスになるのかな？ 7/10点2015/06/08
