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内容説明
5万が8万を包囲する――。攻勢かと思われた中央での戦闘はハンニバルの誘いでしかなかった。ハンニバル軍に包囲されたローマ軍は混乱を来し、さらに状況を悪化させる。アエミリウスやミヌキウスをはじめ、死者の数はおよそ6万。カンナエの戦いはローマ空前の大敗に終わった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
マリリン
18
カンナエの戦いの結末は、ハンニバル軍の薄い包囲を甘く見たローマ軍の大敗に終わる。だがローマ軍にもマルケルスという猛将がいる。それぞれのカンナエ...ハンニバル軍の曲者マハルバルの無慈悲な行為に憤り強い決意をしたガイウス。スキピオがマルケルスの挑発に応える姿は、これからの戦いをどう変えて行くのか。このままでは終わらないであろうローマ軍。あくまでも冷徹なハンニバルの行動が戦乱の中で光った。2019/02/10
さとみん
5
戦いは終わった。勝者には驕りから来る不穏な火種を、敗者には完膚なきまで打ち破られた現実を直視する気力を残して。などと高みの見物が出来るのは傍観者の特権。自分があの場にいたらどちらの立場でもやり切れない。2014/08/23
のぼる
2
「坎尼會戰篇」完結！雖說戰爭本來就是殘酷的，但當你真的看到如此場景，還是會覺得不忍卒睹啊（苦笑）2016/04/28
６４５
2
当たり前だが、ハンニバル側も一枚岩ではないというのがよくよく分かる内容だった。知略に勝るハンニバル軍だが、指揮官の思考が一人図抜けている為、配下の者にはその思索が理解できないという状況。カンナエの戦いは大きな勝利だった事は間違い無いが、兵士のローマへの驕りやスキピオの台頭の足掛かりという側面も生んでしまった。ハンニバルはその辺りに関してもその鋭い洞察は及んでいると思うが、どう行動に移し解決・進軍していくのか先が気になります。才能を発揮するハンニバルと彼を討とうと才を見出しつつあるスキピオのどちらも魅力的。2015/09/21
漫画屋
2
７巻の為に再読。甦る記憶。いよいよ、７巻だ。2015/04/07
