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内容説明
獣医・鳥取健一は金にはガメツく、性格はぶっきらぼうで無愛想。時に飼い主の責任を追及し、罵倒しさえする。だが、それもこれも動物たちを愛すればこそ、物言わぬ彼らの代弁をしているに過ぎない……らしいのだが、単に性格が悪いだけという噂も…そんなドリトルの所に、大きな依頼が舞い込む。事故のため無人で漂流していた豪華客船が日本近海に流れ着いたが、そこではいかなる生物、そして病原菌が生息しているかわからない。しかし、かつての乗客で船に愛猫をやむを得ず残してきた老婦人が、その猫ミモザを捜し出し、救ってほしいと言う。猫を捜して無人船に乗り込むドリトルと花菱を待つものとは？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みのにゃー
1
ミモザの凛々しいこと2014/11/23
伊藤チコ@革命的cinema同盟
1
獣医版ブラックジャックの前評判は聞いていたが、まさにそう。作中のキャラクター造形、絵柄もどことなくブラックジャックに似ているのは前評判のせいか。根底にあふるる生命への静かなる讃美歌は、生き物に愛情を感じたことのある全ての人々に、押し付けがましくない、共感と記憶を呼び掛ける。しつこく泣きを誘う読み物に飽きた人に送りたい。もう少し知名度あってもいいんじゃねえけ？2014/09/29
Shima
1
ネズミが船でめちゃくちゃ増える話が怖かったです。『動物のお医者さん』の二階堂くんが、ネズミ大嫌いなのですが、理由がわかるような気がしました。殺す命と救う命の選択は、人間のエゴのように思えますが、動物と人間を守るためにも、どうしても殺さなければならない命というのがあるんだと実感しました。2014/09/28
公路郎
1
身近な動物の知られていない一面を垣間見た巻のような気がします。 動物のすごさと怖さと、人間と動物のつきあいかた。 いろんなことを考えさせられますね。2014/07/30
霧香
0
珍しく続く。次巻ドリトルの過去などが明らかになるので楽しみ。2014/07/31
