オーバーラップ文庫 フレイム王国興亡記 2

著者名：疎陀陽【著者】/ゆーげん【イラスト】

オーバーラップ（2014/08発売）

• ISBN：9784906866892

内容説明

テラの改革を成功させ、さらに発展させるべく奔走していた浩太の元に商業国家『ソルバニア』の王・カルロス１世より、招待状が届けられた。辣腕と名高いカルロス１世と対面を果たした浩太は、王が次々に切ってくる交渉カードに翻弄されてしまう。ニセ札、大国の信用力、そして幼女！？　強国『ソルバニア』の圧倒的パワーを前に、『テラ』の命運を駆けた浩太の決死の交渉が始まる――。
「さあ、コータ。泣いて――縋りつきや？」
普通の『銀行員』浩太が挑むテラ再建計画はまだまだ道半ば。一難去ってはまた一難で一筋縄ではいかない！　未来への希望と決意が紡ぐ物語、第二幕。――『運命』は覚悟ある者にこそ微笑む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

苦労の末にようやく軌道に乗り始めてきたテラの改革。そんな浩太に目を付けた商業国家ソルバニア王カルロス１世から招待され、難題を突きつけられるというお話。浩太も手札が少ない中頑張りましたけど、規模感の絶対的な差というものは、小手先でごまかしてどうにかなるものでもないですからね。厳しい状況で当面打つべき布石は打ったものの、もっとできることはないのか、これは周囲の期待に応えないわけにはいかない展開。ソルバニアから予想外のお持ち帰りもあり、それもまたエリカたちは意識せずにはいられなくなりそうで、次巻が楽しみです。

2014/07/24

[まりも]

他国の王様と政治合戦した上でご褒美に幼女を嫁候補として貰えるなんて日本の銀行員はすごいや！な回でした。何も持っていない弱小のテラと経済大国ソルバニア。初めてしてやられた主人公ですが何とか今後に繋げる形で決着をつけたのは何よりです。新キャラ、世界観が広がった事で今後更に規模のでかい事が出来るようになるっていうのは物語としてすごく良いことですね。前回存在感薄目だったエリカも頑張ってたし次巻も銀行員SUGEEEに期待してます。

2014/07/26

[アウル]

テラを改革し発展している最中にソルバニア国王カルロス１世に目を付けられ対談しにいくコータ。そこで始まる一進一退の交渉合戦は面白かった。嫁候補のソニアも新たに登場したが可愛らしいかった。ソルバニアの毒にやられる前に自分から毒を飲む決断をしたコータ達だったがどうなるのか非常に気になる。関西弁が外国語扱いは面白い。

2014/07/27

[山田]

賢い少女ソニア登場です。色々と発言が大人びている少女ですが、最後の最後で子供らしさが見れて良かったです。2巻はソルバニア王に色々と追い詰められますが、最後に出した対策案がどこでうまく行くのか見物ですね。3巻も楽しみにしてます。82点

2014/08/14

[クロウ]

めっちゃ面白いな……。偽札の登場。敵は貿易大国ソルバニア。今回は窮地に追い込まれて、銀行員、大ピンチ。自ら毒を飲む決断をした魔王。ここからどうひっくり返していくのか。コメディパートも非常に面白い。前回、かなり空気だったエリカも今回はヒロイン力を発揮。新キャラソニアちゃんもかわいい！が、最後消化不良で終わったのが辛いな。是非とも次回でスッキリ決めてくれ！がんばれコータ！

2014/08/07