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内容説明
「最初の蛇」により絶望を植えつけられたマッコイは、精神世界に入り込んだ王子の犠牲により復活。一転、反転攻勢へ。一方、北欧神話主神オーディンと激しい戦いを繰り広げる、ギリシア神話元主神ゼウスも劣勢に立たされた状態から一転、オーディンを仕留めにかかる。そして第二次蛇の動乱は終結へ向けて加速度を増していき――?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金目
15
キシロー復活と蛇の動乱終結の巻。やっぱ聖書の神様は特別らしい。米軍最強なのもその辺が影響してんのかしら。草薙の剣は一体誰が持ってきたんかねと思ってたら、そのものずばりスサノオだった。北欧神話は日本に頭が上がらなくなったわけだけど、トールのアベンジャー感は異常。作中でクトゥルフ神話系統は一貫してフィクションの産物だったけど、ルイス・キャロル作品の登場人物はエリア51にいるのかね。不思議2015/07/03
角
12
蛇との戦いがとりあえず終結……しかしその裏で神々の間にきな臭い動き。先への伏線を張りつつ、合間の黙示録の獣や孫悟空のバーのエピソードが非常にいい味。コンビも復活したし、次巻でまた大きな動きがあるのか……?2014/12/14
すけきよ
8
第二次蛇の動乱が終結し、物語は一区切り。これからはマッコイのすべてを奪ったものとの対決に向かっていくのかな。でも、蛇のそばを通りかかる存在が皆無でないのが『エリア51』ワールドだから、彼もいずれ戻ってくるんだろうな。草薙の剣をマッコイに渡した人物は、トリックスターだし順当なんだけど思い至らなかったなぁ。トールが外界で組んでいたチームは政府公認異形なのかしら? バードンちゃんは強すぎね?w あと、イワナガヒメのデザインは素晴らしすぎる。黙示録の獣の解釈とデザインもお見事。2014/06/10
にぃと
6
登録埋め。 第2次蛇の動乱編終了。このシリーズゼウスが終始カッコいい。今までのゼウス観を一変される衝撃。さすが1つの神話の主神なだけある。 祭りのあとの一瞬だけしんみりした感じとすぐにいつも通りの騒がしい日常に戻る様はこの作品ならではのカオスっぷり。 キシローも再び。颯爽とマッコイを救出し黙示録の獣に愛を教えコメディリリーフもこなせる。実にいいキャラクター。でも王子は王子で好き。2020/07/11
HARD SEVEN
6
第二次蛇の動乱の集結とその後日談。一話完結のエピソード群だが、帰らぬものへ思いを馳せるとてもいい巻。「ボクは人間が好きだ!!だけどボクが大人になったら黙示録がはじまっちゃう!!」という自分が人を滅ぼす獣だとおびえる子どもへの返しが「人間のことが好きな君と 強い人間がいれば 黙示録なんか起こりっこないさ——」っていう台詞で、そんな会話を一切知らずに右往左往する強い人間の象徴たるマッコイのチャーミングさ、その一連に涙腺をやられる。2014/06/23