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内容説明
ドラゴン、ゴブリン、イエティ、ネッシー、ガネーシャ、宇宙人……そんな世界中の「人ならざる者」をかき集め隔離した場所がある。そこはアメリカ51番目の州、「エリア51」と呼ばれている。表にいられなくなったワケありの人間、真鯉徳子、通称マッコイは、河童のキシローを助手としてリトルトーキョーの放棄された地下鉄駅にて探偵業を営んでいる。彼女はどうやら何者かを探しているようだが……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
79
アメリカのコミックのような絵が好みだった。エリア51という妖しい場所を舞台にした着想が素晴らしい。そこで探偵業を営む真鯉徳子が主人公。彼女が人外の化け物たちと闘い事件を解決していく。東西両方の神話的な生物が次々と登場してくるところが面白い。例えばアーサー王とか酒呑道士とか。エリア51のような怪しげな地域にぴったりだ。真鯉徳子は男勝りで腕っぷしも強いが、優しい面も見せる。特に第3話で、夫婦の絆を思いやるところはほろりとした。2018/05/06
Dー
30
僕が初めて読んだ久正人作品。1話完結型の短編形式。エリア51という設定がとてもいい^ ^あと最も特徴的なのはやっぱり絵柄かな⁈最初は読みづらい感じがしたけど…後半にいくにつれてだんだん慣れてきて、白黒のコントラスト?がすごい癖になった^ ^2014/07/05
柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中
19
妖怪、宇宙人、いやいや神様までいる地区、それがエリア51。その中で人間の探偵がいかに活躍するか、面白いです。しかもオマケの料理コラムがまた面白い。オススメです2012/10/14
NAO
10
伝承や神話に現れるような異形ばかりを集めたアメリカ51番目の州、エリア51。宇宙人も居る。そこで繰り広げられるハードボイルド。ネッシーは出るわアーサー王は出るわでごった煮感が半端じゃないのに、話が上手くまとめられているのは作者の力量なんだろうな。マンドレイクを引き抜いて暗殺を目論むとか、落とし込み方が素晴らしい。主人公、真鯉徳子の過去は明かされぬものの、使い続けた拳銃が付喪神と化す最後の展開も熱い。2012/07/28
Te Quitor
9
コマ割りがまるで映画のような構図の漫画。絵柄が独特でスタイリッシュ。読み慣れるのに時間が掛かるが、これはなかなか面白そうだ。絵だけじゃなく話の構成が上手いと思う。訳ありな人間や異形のものばかり集まるこの街で起こる事件を解決する探偵。登場人物が人間くさいね。ハマりそう。2016/08/07
