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内容説明
フランス大巡幸の旅が続くなか、少しずつ成長し、色っぽくなっていくマルゴ。結婚を夢見るアンリ・ド・ギーズと三年ぶりに再会したマルゴは──!? 恋の秘密に分け入る歴史劇、第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
96
3人のアンリについてのノストラダムスの予言「1人は敵、もう1人は恋人に、もう1人は結婚相手になる」・・マルゴの想いと一致するか否かは、今後の展開を見てのお楽しみといったところ。しかしこの3人のアンリのうち1人は兄だからねぇ(笑)とにかく今回は、結婚や恋愛に強い憧れを持つマルゴの12歳から15歳までが描かれており、併行してプロテスタントとカトリックの宗教争いがある意味伏線。個人的にはマルゴ付きの楽士、イスパハーンの存在がなかなか興味深かった。2014/05/05
あきぽん
46
主人公達も(当時の)大人の年齢に達し、個性がはっきりしてきた。モテモテのヒロインというのは少女漫画でよくある設定なのだが、史実×萩尾望都なので格が違うと思う。政治家で子だくさんの母と、女らしい娘というのはベルばらと似ている。萩尾望都と池田理代子の対談も実現したらしい。カトリックとプロテスタントの教義については触れていないけれど、まあいいか。続きを読む楽しみのために、史実を調べるのは止めておこうと思う。2016/04/14
はつばあば
45
カトリックとプロテスタントの血で血を争う抗争。何時の時代も宗教が取り持つ争いにうんざり。この日本を見ろ、八百万神が坐のだぞ(笑)。まぁそれにしても色っぽさに益々磨きがかかるマルゴ。「服もベッドも・・・だいたい お前自身が国のもの、国家財産」そこまで言う親・・今ならDVとか毒母とか言われそう。確かに愛だけで結婚なんてできません。何度もできる美貌と財力と知恵と体力がなければ・・2019/08/10
nyaoko
45
マルゴのフェロモンときたら、そら恐ろしい程に怖い。これはもう、マルゴを巡る男達が血で血を洗うんだろうなと思わせる序章だなぁ。でも、萩尾望都大先生が描くとマルゴが全然にくめない。そして、マントを羽織ったギーズがイケメン過ぎて私もズキューンでした。2016/07/28
ネロ
27
幼いながらも徐々に開花していくマルゴが瑞々しく色っぽいです。天然なんでしょうねぇ、この色気…母親の抑圧が余計に彼女の性を目覚めさせてしまっているような(^_^;)二人のお兄様たちは何やら別方向に怪しくなってきてるし、ギーズはケツの青い若造だし、まともな男子はナヴァルの王子ですか(しかしニンニク臭い)。映画で大体の内容は知っているのですが、萩尾先生のアプローチが楽しみです。プチ・エルなんであんなに子憎たらしい感じに(笑) 次巻、もっと美しくなっているだろうマルゴに期待!!2014/02/07