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内容説明
16世紀フランス。ステキな王子様との結婚を夢見る美しい王女・マルゴ。宗教対立が激化する中、マルゴの運命は翻弄され…!? 恋愛、結婚の秘密に分け入る萩尾望都初の歴史劇、ここに開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
81
マルゴとは、カトリーヌ・ド・メディチの娘。時代は16世紀後半。プロテスタントとカトリックの宗教戦争など背景に、過渡期の王朝文化と歴史の中で生きるマルゴの成長を今後描いていくのかな?一巻目では6歳からスタート。よく知ったフランスの城が次々登場し、あぁこういう歴史の血塗られた部分もちゃんと知った上で、城めぐりをするべきだったなと今更ながら後悔した。生々しい大人の性愛を目の当たりにしながらも、ほのかな初恋を自覚したマルゴの暗示めいた予感が、この先どう展開されていくのか、すごく楽しみだ。2013/07/02
neimu
57
誰も書いていない分野というか時代を上手く拾って漫画化したというべきか。それにしても、SFのイメージが強い萩尾望都だから、歴史物を書くというだけでこれだけ大々的に取り上げられるのか。これが若い時の作品だったらどんな風に評価されるのかなんて考えてしまうのは往年のリアルタイムファンならではの意地悪な疑問? 世界史で3アンリの戦いなんて習った頃が懐かしい。ノストラダムスもブームだったし。帯にコスチューム・プレイなんてわざわざ書いているから、演劇用語を知らない人が誤解するのを狙って煽っているのかと深読みしたり。2013/01/29
nyaoko
50
買うの悩んで悩んでいたらレンタルでありました。とりあえず試しに読んだけど、面白い。やっぱり萩尾望都様は素晴らしい。しかし、歴史物は時代背景とキャラクターと覚える量が大変。世界史、そういやぁ取ってなかったわ。勉強し直すつもりで次も読みます。2016/05/20
あきぽん
49
ベテラン萩尾望都の最新作にして初の歴史物。恋に生きた美女マルゴを主人公に、宗教戦争時代の16世紀フランス宮廷を描く。私はこの時代をよく知らないので、勉強になる。第1巻は、主人公達が無邪気な子供時代からだんだん大人の世界に巻き込まれていく様子が描かれる。といっても今よりずっと人生早く、死が身近にあるのだが。2016/04/14
はつばあば
42
海街ダイアリーを全巻読了して余韻に浸っていたいが、まだこのシリーズ他も有るのでレビューを後回しにしてマルゴに入る。う~ん、もっと若い時に読んでおくべきだった( ;∀;)。家系図と首っきりで読んでいる。カトリーヌ・ド・メディシスの逞しさにちょっと引き気味だが、そりゃ天下国家が自分のものだもの男なんかに負けてられませんよ。それにしてもマルゴの可愛らしさに兄弟までもがメロメロなんですが・・おませさん。私達の時代と違って今の子もこんな感じなのかしら。あぁ~江戸時代も早熟だったような・・。寿命の関係かしらねぇ。2019/08/10