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内容説明
羨望の光、その先は悦楽か敗北か? 憧れ、慕うがゆえに生まれる、オウジのコウへの嫉妬と憎しみは、とどまることをしらない……。「光」を前に、理由も、理屈すら消え失せる――。大友(おおとも)との苦い別れのあとに訪れた大きな仕事。夏芽(なつめ)はコウに一緒に上京を望むが、コウは静かに、それを拒んだ。そんなコウの周囲でも、不穏な空気がくすぶり始め……。気高くあやうい十代の魂がほとばしる!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネロ
12
暴力的なシーンが多く、読むのがしんどい巻でしたね。夏芽は芸能界に居場所を見つけ、やっと自分の道を踏み出せた感じですが、コウちゃんは逆に…。荒々しかった頃の人間離れした彼の方がやはり魅力はあったような…人間臭い彼はなんだか腑抜けてしまったようで…。次巻、また絶対こじれるなぁ…2013/05/15
ねこみみ
11
凄い展開。桜司もカナも、コウちゃん教かよ…。コウ本人にとったらいい迷惑じゃないかな。でも惹き付けてしまう天性はどうしようもないのかな。最後、コウがカナちゃん呼びつけて16巻へ…嫌だよ!夏芽とハチ会わせるのかな?嫌だよ…!2016/11/09
みやび
10
話が重ーい。大友が出てこなかったよ、もう。今回は桜太目線での話。桜太はコウを鏡のように、それから、目標のようにみていたのかな。だから、コウの弱い部分をみて、苛立ってしまった。桜太が日本刀男を刺してしまい、代わりにコウが捕まったときは、ひやっとした。なんだ、私自身もコウの魅力にやられてたんだな。長谷川家全焼により、コウたちの父親は意識不明の重体。コウは夏芽と結ばれたと思ったのに、ラストでカナちゃんを呼んでたね。どうするんだ?2013/11/09
よしだ
7
前巻でちらついていたコウの孤独感と絶望感が一気に噴出したような15巻。この展開は、さすがジョージ朝倉さん!と感動しつつコウが不憫でならない。心身ともに傷だらけやないの。涙。最後の最後でまたヒジョーに気になる終わり方をしていてそこもまた憎い・・!読んでいるこちらも溺れて窒息しそうになるけどその重たさが面白くクセになるんだぜっ。2013/06/04
金曜日のカールスバーグ
6
「コウちゃんはどうしたいの?」そんなの10代でわかるのか。ナツメは寄り道少なくしてやりたいこと、向いてること、輝ける場所に辿り着けた。コウは辿り着けていない。カナもね。ただ、コウは持っている力が強靭なだけにそれに振り回されているんじゃないのかなー。このまま辿り着けないと溺れるよ。さて、ナイフは誰でしょう。2013/10/16




