カンゼンのサッカー戦術ブックス<br> 眼・術・戦 - ヤット流ゲームメイクの極意

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カンゼンのサッカー戦術ブックス
眼・術・戦 - ヤット流ゲームメイクの極意

  • 著者名:遠藤保仁/西部謙司
  • 価格 ¥1,324(本体¥1,204)
  • カンゼン(2013/09発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862551641
  • NDC分類:783.47

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内容説明

ついに明かされる日本サッカー界、最高の“頭脳”である<遠藤保仁×西部謙司>による共著!
 
 日本代表、ガンバ大阪での体験・経験を通じて、遠藤保仁が考える理想のサッカースタイル
 その類まれなプレー理論やサッカー理論、戦術理論について稀代の戦術家である西部謙司が余すところなく解説。
 
 
 試合中に遠藤が見ている世界とは?
 
 「調子がいいときは“ここにいるだろうな”というところまでドンピシャでわかります。
 そういうときはプレーが楽ですね。遠くのほうをしっかり見て、近くは残像で見る感じですかね。
 近いほうは自然に目に入ってきますから」
 
 【CONTENTS】
 
 ●第一章 『眼』
 
 ピッチでは眼(視覚)で状況をとらえることからはじまる。遠藤は眼からどのような情報を集めているのか?
 ボールやゴール、敵味方21名、時にはベンチにいたるまで。優位な戦況を作り出せるかどうかは眼で決まる。
 遠藤が日頃から見ている試合の風景を紐解く。
 
 
 優位な戦況を作る眼
 少年が見ていたブランコと、敵の監督
 ダイレクト・ロング・スルーパス
 レシャックに出会って確信を得る
 〝とられない〟の前提
 量より質
 こだわりのパス
 楽しさの原点
 
 ●第二章 『術』
 
 眼でとらえた情報だけではプレーできない。実行するには技術が必要になる。
 一見すると、遠藤は派手なプレーをしない。それでも正確かつ大胆に淡々とプレーする。
 遠藤がこだわる技術とは何か?
 ゲームをあやつる術を解き明かす。
 
 
 ゲームをあやつる術
 プロゴルファー猿?
 シュートはコース
 守備での貢献
 変幻自在のポジショニング
 間で受ける
 同数なら守れる
 もし、遠藤保仁が監督だったら
 ピッチで生きる「術」
 
 ●第三章 『戦』
 
 サッカーにおける戦い方とは何か?勝つために効果的な「戦法」のことだ。
 ただ遠藤が目指しているのはそれだけではない。戦術が楽しめること、そして観客を魅了することにある。
 そこで遠藤に理想の戦い方について聞いた。
 
 
 理想とする戦法
 南アフリカW杯の成功と後悔
 貫いてボロ負けしたほうがいい
 日本代表の成熟
 日本スタイルの現在地
 強者の立場へ
 奪えなかったゴール
 フィジカルとの戦い
 日本対策との戦い
 ザッケローニ監督とチームメート
 これからのサッカー、Jリーグ

目次

第1章 眼―優位な戦況を作る眼(少年が見ていたブランコと、敵の監督 ダイレクト・ロング・スルーパス レシャックに出会って確信を得る ほか)
第2章 術―ゲームをあやつる術(プロゴルファー猿? シュートはコース 守備での貢献 ほか)
第3章 戦―理想とする戦法(南アフリカW杯の成功と後悔 貫いてボロ負けしたほうがいい 日本代表の成熟 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

姉勤

22
個人的に代表の遠藤というよりは、ガンバ大阪の遠藤。地元クラブと対戦する時に彼の姿を見るとき、かつて味わった失点や敗戦につながる決定的シーンが蘇る。イヤな選手=良い選手なわけ。サッカージャーナリストの西謙司氏のインタビュー形式で自身のサッカー半生、代表や所属クラブでの立ち位置、試合においての技術面、メンタル面を語っていく。時にふてぶてしく見える超然的な態度の内面が覗けて面白い。リスク回避を第一義とする大半の国内クラブの中で、それに異を唱える彼のサッカー感には共感するものは多い。2016/05/10

14
リミテッドにて ●普段の生活から周囲をみる練習 ●マークされていたらそこにパスを出さない傾向 ●ボールが来る前に3.4つのプレーら常に考えている ●動くことそのものよりポジショニング ●大事な試合は毎試合 ●良い試合をした方が勝つとは限らないが良いプレーをした方が勝つ可能性は高い ●相手の目をみると何を狙ってるかわかる ●同数のほうが集中力が出る ●失うくらいなら下げろ ●スタイルを変えてまで勝つよりは負けたほうが良い ▷守備時の同数理論は面白い。周りに流されず核心をついていると思う2019/11/17

13
「守備→数的優位で安心、攻撃→数的不利を打開」から、「守備→同数以下でも工夫する、攻撃→数的有利を作り出す」へ。今では後者が国際舞台でも標準になっていて、ヤットさんは先見の明があるなと思わされる。というより、後者を目指した方が試合は面白くなる▼ザッケローニ監督の頃から「ヤット後の中盤」については懸念する声が多くて、実際その通りになってしまった。スペインで活躍する柴崎岳をもってしても、代表ではまだ遠藤ほどの影響力がない。ロシアで日本の「最適解」は見つかるか?2018/06/11

サチオ

11
遠藤保仁の頭の中をたっぷり覗ける一冊。攻撃重視の思考、独特なリスクマネジメント、俯瞰的な視野を得た経緯など興味深かった。しかし今のガンバを観ていると、遠藤の理想が共有しきれず、数年前のクオリティは求められないのが寂しくもある。一問一答で「何故夏の昼間の練習するのかわかんない。僕が監督なら夕方五時からにします。」にはヤットらしいなとニヤリ。本作を読んだ後には一層彼に釘付けです。Jリーグでは数少ない確固たるスタイルを持っていた、ガンバの復活をお願い!そしてそんなクラブが増え、リーグ全体の価値が上がる事を期待。2013/05/08

k

7
「先を考えていれば、そんなに動く必要はない」遠藤選手のインタビューと西部さんの解説。試合を視る眼、プレイの技術や、ポジショニングなど、なぜ日本代表に遠藤が必要と言われるのか分かる気がする。2013/04/15

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