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内容説明
すべての「戦術」には然るべき理由があります。
「サッカーを知るうえで、『戦術』は永遠のテーマです」というキャッチコピーで、2008年サッカー実用書ベストセラーとなった『戦術クロニクル』の続編が登場。
戦術は「相手チームを負かす」ために生まれていくものであり、その一連の歴史の流れを理解せねば、「新戦術」が生まれてきた本当の意味を理解することはできない。本書は、前回取り上げた“トータルフットボール”とは別の流れの中で紡がれてきた「戦術の変遷」を探っていく。今作では、現代サッカーを体現するスペイン代表、バルセロナの戦術解説や、カウンターアタック・マンツーマン・セットプレーなどの変遷を取り上げている。戦術をより深く知りたいサッカーファンにとって大きな助けとなる一冊。今もっとも信頼ある戦術評論家による、サッカーファン待望の“戦術書の決定版パート2”。
目次
不滅のカウンターアタック
強者のカウンターアタック
伝統と革新のスタイル
消えたマンツーマン
ロングボール
リバプールとビルドアップ
スペインとバルセロナの技術革命
進化するマンチェスター・ユナイテッド
チェルシーと黄金の4人
ジェノアの挑戦
セットプレーの変遷
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
32
懐かしさに戦術的な掘り下げがあり、一見難しい解説が面白く読める。イニエスタに言わせた「相手はサッカーをしていない」チェルシーの戦術も立派な戦い方。このあたりが、番狂わせが起きやすい低スコアゲームが主体のサッカーの面白いところであり、つまんないところである。ある意味奥が深すぎる。戦術こそ弱者の戦い方とも言える。カテナチオにより優勝したイタリアの右サイドバックがストッパーというのも新しい発見だった。マンツーマンからゾーンに代わっている理屈はいまいちわからない。子供の頃いた見たプレミアのロングボールの印象は強烈2019/12/15
tsubomi
8
2016.11.23-2017.01.26:カウンター攻撃、マンツーマン・ディフェンス、ロングボール、CKといった個々の戦術の誕生した経緯とその効果や変遷について、ギリシア、ドイツ、デンマーク、イタリア、スペインといった各国代表の採用戦術について、マンチェスターU、チェルシーといった各チームの戦術の特徴について、図解入りでわかりやすく説明してあって、なるほどな~と興味深く読みました。どういう選手構成だからどういうシステムを組んでどう動かすかが非常にわかりやすくて◎。最新版があれば読んでみたいです。2017/01/26
たー
4
前作に引き続き、分り易く面白い。消えていった戦術に着目という点も良い。2010/04/15
ジュンジュン
3
前作から1年経過後に出版された姉妹編。その間大きくサッカーの流れが変った(スペインの優勝、ペップバルサの登場)のに対応しつつ、主流にはなれなかったが有効な戦術を紹介している。2018/12/20
yura2
3
昨今のなじみあるプレミア勢の解説がやはり読み応えがあった。Ⅰとは扱っている時代が違うが読み比べてこそ面白さが増す内容だと思う。2009/11/22