カンゼンのサッカー戦術ブックス<br> サッカーバルセロナ戦術アナライズ - 最強チームのセオリーを読み解く

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カンゼンのサッカー戦術ブックス
サッカーバルセロナ戦術アナライズ - 最強チームのセオリーを読み解く

  • 著者名:西部謙司
  • 価格 ¥1,630(本体¥1,482)
  • カンゼン(2013/09発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862550903
  • NDC分類:783.47

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内容説明

人気シリーズ「戦術クロニクル」の第3弾が、ついに登場!!
 サッカージャーナリスト西部謙司がバルセロナの戦術を徹底分析!
 
 脅威的なボールポゼッションで攻撃的なサッカーを繰り広げ、
 スペクタクルと勝利の追及に成功しているバルセロナ。
 このチームのバルセロナの全体像を描いたのは、かのヨハン・クライフだ。
 そのクライフが率いて数々のタイトルを手にした“ドリームチーム”で
 最も重要なポジションを担っていたのが、ジョゼップ・グアルディオラだった。
 クライフの申し子は、ドリームチームの時代から
 脈々と受け継がれるバルサの哲学を継承し、大きな成功を収めている。
 
 では、クライフはピッチ上にいったい何をもたらしたというのか?
 グアルディオラは、クライフの哲学にどのような色を加えたのか?
 いくつもの試合映像、スペインにおける関係者への取材で見えてきたものとは―。
 
 本書は、バルセロナの「哲学」を巡る旅でもある。
 
 
 バルセロナ 戦術アナライズ
 最強チームのセオリーを読み解く
 
 ドリームチームから現在に至るまでの主な戦績
 
 はじめに クワトロ・クラシコとバルセロナの魅力

 Chapter 1 エル・クラシコの衝撃
 Chapter 2 ドリームチームのデザイン
 Chapter 3 ドリームチームの足跡
 Chapter 4 ドリームチームから現在まで
 Chapter 5 カルレス・レシャックのバルサ論
 Chapter 6 バルサ式を読み解く Part 1
 Chapter 7 バルサ式を読み解く Part 2
 Chapter 8 日本とバルサ
 
 おわりに なぜ、バルサにハマるのか
 
 
 バルセロナのサッカーは非常に論理的で、数学的といえるかもしれない。
 明快なので、映像分析には向いている。一方で、サッカーの場合はたいていそうだが、
 言葉で説明するのは簡単ではない。1つ1つを言葉にしてつなぎ合わせてみると、
 つぎはぎだらけのフランケンシュタインの怪物みたいになってしまう危険性は十分ある。
 しかし、そうした不安を抱えながらも、バルサを読み解いていく作業は楽しかった。
 それは、バルサのサッカーそのものに魅力があるからだ。
 バルサを知れば、もっとバルサを楽しめる。楽しさ。
 とにもかくにも、それがとても重要なバルサを読み解くうえでのキーワードに違いない。
 (本書「はじめに」より抜粋)

目次

エル・クラシコの衝撃
ドリームチームのデザイン
ドリームチームの足跡
ドリームチームから現在まで
カルレス・レシャックのバルサ論
バルセロナ式を読み解く
日本とバルサ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

20
結局バルサのサッカーはアヤックス、クライフから移植されたものだと教えられる。しかしながら、アヤックスがそのサッカーを続けているようには思えない。このサッカーの原型を70年代に実践していた、空飛ぶオランダ人ことクライフの凄さが際立つ。ぼくは残念ながら、78年のWCからの観戦デビューなので当時のオランダの快進撃を見ていない。そして、クライフのいないオランダはまたも決勝で、今度は開催国のアルゼンチンに花を持たせる準優勝だった。守備に走破距離を減らすのは利にかなっている。86年のWCでもフォワードは殆ど守りません2020/08/29

ミリオン座

8
バルササッカーを理解できます。本書のDVD版があれば、もっと分かりやすいでしょう。著者は「7割方ボールを支配できれば、8割の試合には勝つことができる。」 と書いていますが、アンチェロッティさんは「バルサだから勝てるのであって、他のクラブが7割ボールを支配できても勝てるとは限らない。」と書いています。戦術本はたくさん出ていますので、自分なりに理解を深めることが重要でしょう。本書で紹介されてた10-11年CLの動画を観てみたいです。ご存知の方、お教えくださいませ。2013/05/19

向う岸

5
7割方ボールを支配できれば、8割の試合には勝つことができる。オランダのアヤックスからその哲学、理論、戦術が持ち込まれた輸入品であるバルセロナのサッカーは、戦術を何より重視するサッカーであった。これまで選手を横にフラットに並べてラインを作ることが重要であるという考えに凝り固まっていたので、斜めにパスコースを作ることこそが重要であるという考えは衝撃であった。頭を使うことでフィジカルの不利を補い、戦術を理解してパスが回るようになると要求されるテクニックの難易度はむしろ下がる。理屈バカだったらより楽しめる本。2012/05/28

ジュンジュン

3
最強バルサの戦術を、クライフのドリームチームから遡ってペップ時代までを解説。全体のコンセプトから局面のディテールまで詳しく紹介され、バルサスタイルが非常にロジカルなのがよく分かる。2017/11/17

3f_horindy

3
最近の試合(10-11CLアーセナル戦など)の分析や、インタビューからドリームチームの戦術を紐解いてみて、今のチームとの比較をしたりとわかりやすかった。それと守備の方法、特に前線からのプレスについても具体的に書いてあり何故あんなに前線でボールを奪えるか?の疑問が解決した。 個人的には後半部のレシャックのインタビューで、遠藤の名前がレシャックの口から出てきたのが印象的だった。それで遠藤の後継者が見つからないことも納得できた。2011/12/05

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