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内容説明
ネガティブな記憶をすべて取り除いたら、人は完璧に近づくのだろうか?
「メモリーセーブキャンディー」…通称「MSC」と呼ばれるキャンディーのようなメディア。お値段、一つ10万円。
トラウマになった記憶を取り出したり、大事な想い出を保存できるこのサービスを取り扱うMSC社のミオの元に、今日も新しい顧客が尋ねてくる。
オカマのおじいさんに、平凡な女の子の日常を覗き見させる道具として。
恋人に自殺された記憶に囚われる息子を救う手段として。
様々な客が訪れる中、何度も記憶を取り出してきたミオ自身にもある変化が訪れる――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
10
実は二巻をジャケ買いしたことから読み始めた。二巻だけ読むと、黒い成分が薄めなので読み易い。前向きに歩き出す子供たちや恋人たち。もちろん闇堕ちしたカップルなんかも出てくるが。強烈な感情に曝されて、それでも乗り越えて前を向く事が、成長なのかな。だから育たない椎名ミオに恐怖と違和感を感じてしまう。全体に好きな物語が多い巻。そりゃエリーさんみたいな女性に出逢えたら、前向きになれますって!2016/07/27
花桃
3
エリーさんのところが一番好きでした。2020/12/16
ni445
3
2巻もおもしろかった。「いとしのエリー」にホロリ。個人的にはもっと記憶をとった人の話を読みたいけど、MSCの秘密に近づいていく話が増えてきた。怖いけど続きが気になる。2013/05/22
ナカタニサトシの憂鬱
2
1巻に続き、期待通りの出来でした2013/04/07
まを
1
おおぉ、ますます面白い。6話と9話は涙。エリーさんの話はホント…もう…。女同士の秘密っていうのもグッとくる。記憶を取っても幸せになれないケース、記憶を取らないと生きることすら危ういケース…考えさせられる。そして核心に迫ってきてる。2013/04/24