内容説明
後宮に招かれた春蘭は玄楽から逃れるため、皇帝の命を受け入れる。一方、春蘭を実の兄から守りきれなかった自らのふがいなさに苦しむ仲望は……。大人気中華ファンタジー完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋製
17
このシリーズ、最終巻。 漸く、春蘭を執拗に狙った玄楽の目的がわかりすっきり。実直な楊秀が取った行動はおおっ!と思い、ちょっとニンマリ。神である春蘭と仲望の恋の行方は、ここではナイショにします。2013/03/30
ダージリン
12
後半、かゆいところに手が届くような展開(笑)で、良かったです!春蘭はとても健気で良い子なので(300歳だけど)ハッピーエンド万歳!口絵に万感がこもってますよね~。もちろん、愛らしい白雪も健在でうれしい(笑)。2012/11/17
Tomokazu Kumada
10
邑の守り神である「春蘭」から真名を奪い、「仲望」の兄でもある「玄楽」が遂に春蘭の前に姿を現す中、春蘭は皇帝「沸儀」から後宮に入るよう命じられた前巻。春蘭を後宮から救い出す為に再び己を鍛え始める仲望、己の敵である「猩猩緋」や「王太子派」を誘き出す為に再び宴を催す皇帝、罠と知りつつ動き出す「猩猩緋」の面々に「王太子派」、様々な思惑が蠢きながら開催される皇帝の宴、仲望は皇帝の元から春蘭を取り戻し玄楽から護ることは出来るのか?華国神記シリーズ最終巻です。2012/12/03
千羽
8
面白かった。このシリーズが完結してしまうことは名残惜しいが、すっきりとしたいい結末だと思った。春蘭と仲望は年の差15はあると思うのだがそれでいいのか、とも思ったが(笑) まあ実年齢は300歳だし、いいのか。いいのか…?2012/10/27
こめっこ
7
すっきりおわりました。もう少し、後日譚が読みたかったです。2015/01/05