内容説明
下級官吏・鄭仲望の前に現れた少女・春蘭。彼女は自身を真名を奪われた神だと言い、鄭家へ居候を決め込む。同じ頃起きた、都を跋扈する魔物に良家の子女が殺される大事件に、二人は巻き込まれていく!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
21
訳あって守り神から、10歳の少女となって現れた春蘭の言動とのギャップが実にいい感じです。老成しているのに、世慣れてなくて一生懸命で、人に優しい・・・なんていい子なの~!ヒーローの仲望は面倒くさがりの昼行灯だけど、本当は・・・どうなんだろう?まだまだ謎なので次巻へ♪2012/02/28
こめっこ
10
中国のような世界に妖が出て、巻き込まれるうちに、色々な人と出会う。少女の神様と面倒臭がりな青年の話。出会う人たちがみんなよくて、謎も残っているので次巻楽しみです。2014/12/08
乙浦(おとうら)
9
躍進(C★NOVELS大賞作家アンソロジー)の短編を読み気になったので手にしてみました。 見た目可憐で中味オットコマエ春蘭とモフモフ白桃、一見やる気のないヒーロー?仲望。とても好みな設定です。 シリーズの第一巻ということで、一通りの登場人物紹介と風呂敷を広げてみました!というところで終わり。一つの事件は解決したけれど本筋はまだまだこれから。さてどう展開していくのか。多少中だるみをした感があるのですけれど、文章は読みやすくサクサク読み進めらるので気にせず続き読みます。2013/10/14
しっぽのないネコ
8
表紙のイラストに惹かれて手に取る。イラスト担当は由貴海里さん。 中華ファンタジーで、彩雲国と雰囲気が似てるかも。主人公の女の子が頑張るってポイントも。春蘭ちゃんはとりあえず可愛い。ほっぺぷにぷにしたい。仲望は今のところぐうたら。兄ともども謎が多い兄弟。家僕コンビはいい子で苦労人。 長く続くシリーズになるのか、最初の目的である真名についてほぼ触れてない。早く兄の方も登場して核心に迫って欲しいところ。次巻に期待。2012/08/22
enn
6
あらすじと表紙に惹かれて。設定や展開も面白かったし、登場人物も各々個性豊かで読み応えあった。この巻は真名の件や義賊・猩猩緋の主人の件など伏線が散りばめられた序章のようなので、続刊に期待。2014/12/13