内容説明
追っ手に気づかれた! 玄楽の影に怯え、緊張の毎日を過ごす春蘭と傍らから離れようとしない仲望。妓楼を救うため一肌脱ぐことにした春蘭は皇帝主催の宴で占を披露するが……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダージリン
18
仲望の変貌にはニヤニヤしましたが、そんな枯れた未来図でいいのか(笑)と言いたい。兄ちゃんの登場だけでなく、宴でそれぞれの勢力の交錯が見どころ!ラスト2ページの引きに、最終巻への期待が高まります。あと、白雪に会いたかったな。2012/06/25
乙浦(おとうら)
13
物語は佳境に。色々張られていた伏線が一気に表に出て来てお話に勢いが。各巻序章もあまり関係のない話かと思っていたけれど、ちゃんと繋がっていたのですね。兄玄楽が本格的に動き始め、仲望も自分の怠惰な4年間を悔いつつ鍛錬に励む。なんだかんだいってお互いが好きなこの兄弟はどんな決着を付けるのかが気になる。願わくば洪釆と朱緋のようなお酒を酌み交わすような仲に・・・と思うけれど無理なのかな。春蘭へ一直線な仲望がなりふり構わなさすぎてもう可愛いレベル。そしてラスボス皇帝、最強でした。ラスト1巻どう締めくくるのかが楽しみ。2013/11/02
こめっこ
10
仲望が本気になってきた巻。ラストに向けて物語が大きく動いてきました。春蘭にもとに戻って欲しいけれど、ずっと人でいて欲しいような気もする。2015/01/05
enn
6
「えっこれ本当にあの仲望!?」と思うくらい、別人のように勇ましく格好良くなっていてビックリした。あと、控えめに言ってもラスボスが強すぎる!それでも、今まで絡まっていた伏線が表に出てきて一気に動き出し、話は怒涛の展開に。次で最終巻だけれど、それぞれの拗れた人間関係や恋愛模様がどんな風に落ち着くのか見ものです。2015/09/21
chie
5
仲望が一気に過保護に(笑)春蘭は守り神としては300歳でも人間としては12歳だから、それも良いんじゃないかな。いささか独占欲が強い気もするけど・・・元々はこんな性格だったのか。各巻の序章で出したキャラもちゃんと回収していくんですね。無駄に出したわけじゃないのが良いですね。2017/05/31