内容説明
心中を約束しながら土壇場で怖気づいた男によって、ひとり仮死状態のまま地中に埋められた城台優枝(じょうだいゆえ)。地面を掘り起こして救い出してくれた、白兎と名乗る見ず知らずの少年は、優枝に復讐をそそのかす。しかし自分を捨てて逃げた男への憎しみよりも、生きることへの倦怠に支配されていた優枝は、死に直したいと、白兎と連れ立って故郷へと旅立つ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽろん
28
不穏な冒頭は相変わらずだが、ラストは明るい。引導師ではないとすると白兎は⁇白兎のいる処、彷徨えし魂あり。2017/07/27
はるき
13
わりとドロドロなんだけど、あさのさんのユーモア感覚で救われる。しょーもない男に溺れて人生終わりかかったけど、なんだかんだあって色んな物を取り戻した彼女。白兎のキャラが薄い感じだが、けっこう面白かった。2015/05/22
ジーク
8
ひっそりと咲く紫陽花、白と紫の藤、夕焼けに包まれる海が見える部屋…。美しい色に彩られながら、話は進んでゆくのですね。与えられた命を全うして死んでいくことができるような生き方って…。難しいですね。2014/08/14
樹
8
ひやりと冷たくて、透明感のある文章ですが、読後は優しく温かいものでした。2013/10/12
Nyah
7
再読しようと借りたが、読めずに返す事に。
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