内容説明
看護師の母とふたり暮らしの高校生、三島爾(みつる)は、怖ろしい夢を見た翌朝に起こる、さまざまな異変に悩まされていた。指に捲きついた女性の髪、全身にまとわりつく血の臭い……。異変のあった夜には必ず、近隣で通り魔事件が発生していた。人殺しは、無意識のおれなのか? 意を決して親友に相談しようとした爾の前に、見知らぬ級友が現れる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
40
夢現のなかを漂うような世界観・・・。一人の少年の回りで起こる殺人事件。少年の心の片隅に眠る奇妙な違和感の正体とは何だったのか?彼は殺人を犯したのか、それとも・・・。誰が犯人なのか、予想できていなかったので、真相には驚かされました。2013/12/07
さなごん
20
初めはこの子が犯人かと思い、月子さんが葉黄女かと思ってた。こうきてこうつながるわけか・・・次はどうなるんだろう2016/04/17
calaf
15
このシリーズ、関連があるようでいて関連がない気が。。。とにかく、繋がりがあるのは白兎だけ???で、今回第三弾は・・・2013/10/27
星野
12
白兎シリーズ第三巻。個人的に雰囲気は一番好みだけど、現代と過去の関連性がいまいち掴みきれなかったというか…白兎シリーズじゃなくても良さそうな内容だなぁとは感じた。面白かったけれど(*^_^*)次はいよいよラスト!2013/07/18
すきま風
10
1・2は単行本で既読だったので3巻から。時代小説から舞台がガラリと変わって現代へ。話がどう繋がって行くのかな?と思ったけどなるほどこのラストに繋がるのですね。中性的で不思議な存在の白兎。次巻でもう少し白兎のことが描かれるかな?4も読んでみたいです。2012/12/08