富士見ファンタジア文庫<br> 氷結鏡界のエデン10 黄昏讃歌―オラトリオ・イヴ―

個数:1
紙書籍版価格
¥682
  • 電子書籍
  • Reader

富士見ファンタジア文庫
氷結鏡界のエデン10 黄昏讃歌―オラトリオ・イヴ―

  • ISBN:9784829138045

ファイル: /

内容説明

『セラの虚像』を退けたシェルティスだが、その身に宿した魔笛に引きずられ、穢歌の庭へ巫女ユミィとともに墜ちていく。一方、シェルティスを憂うモニカは自身を犠牲にしてでも成し遂げたい重大な決意を固め――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

28
夜色の少年と夜明け色の少女が恋をした黄昏色の空と、心優しき機械好き青年と不完全神聖機関駄メイドが出会った遙かな昊と、相反する二つの力を身に宿してしまった少年少女が暮らす大陸の天。三つの空が繋がった。時を超えて世界を超えて、呼び合う三重の連謡。原初を告げる三匹の獣。音を紗り、砂を紗り、気の遠くなる切なさと痛みを積み重ね護ってきた世界の終わり。互いの選択が互いの道行きを決める時、痛みも悲しみも全て置いてただ正答だけを選ぶ事ができるのだろうか。けれど必ず、君の元まで辿り着く。物語は佳境。三つの天を結わえる塔へと2012/11/19

コリ

22
『不完全神性機関』シリーズは読了済みなので凪の登場にはテンションが上がった。世界の成り立ちに対する真相や謎が少しずつ明かされていき、終わりが近くなってきたのかなぁと。シェルティスとユミィが幸せになれる未来は来るのか?もうそれだけが気がかりで…。一筋縄じゃ行かないだろうけど是非ハッピーエンドを!寂しくて枕を濡らしちゃうモニカ可愛い(笑)そしてそろそろ真葉の挿絵をお披露目してくれてもいいんじゃないかな!?かな!?次は半年か…。ま、イリスの方を楽しみにしますかね。2012/09/29

ちゃか

17
「穢歌の庭」に落ちたシェルティスとユミィ。そこで二人は多くのことを教えられる。イリスと詠使いのどちらともリンクしてきた感じで、イリスはともかく詠使いの方はどうやって繋がるんですかね。そして、イリスシリーズで出てきた、プロジェクト・エデンの目的とか、浮遊大陸のからくりとか色々なものが明かされて、驚き通しの話でした。シェルティスたちの側の謎は結構明かされてきたのかな、と思います。この中で異篇卿たちの計画の狙いはどこにあるのか気になりますね。2012/09/20

仔羊

15
セラの虚像の討伐のち、シェルティスとユミィはエデンの第五鏡界に堕ちるのだがそこは…。懐かしのあの人やダ家政婦のご主人様との出会い、次元が止まっている世界の中でこの世界の現状を目の当たりにする物語。この後二人はこれにどうするのか、第三案が出てくるのか、異篇卿が何故これに関わっているのか、色々と気になるところです。これ、「イリス」の最大のネタばれになっているような…。2012/09/20

カインズ

13
【繋がる世界】★★★★★ エデンの先に広がる予想外の世界、新たにされる真実、そしてシェルティス等を導く者達。世界が大きく広がる、いや過去と未来という区分けがされていた世界が繋がったと言うべきかもしれない。あの人が登場したり、あの人の名前が出てきたりと著者のファンである自分にとっては嬉しいことしきりであった。紗砂の正体を知った後のツァリをも負かすエリエが発した言葉は、彼女の純粋な優しさをとても良く表していて印象的だった。モニカ小隊の面々もしっかり成長しており頼もしさが感じられる。マハさんも可愛かった。2012/09/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5344571
  • ご注意事項