内容説明
第三機関・異篇卿の拠点への潜入部隊に選ばれたシェルティス。彼は、己の魔笛を解除する手かがりを求め、異篇卿イグニドが知っている魔笛の情報を聞き出そうとする。一方、千年獅レオンの前には意外な敵が現れ……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コリ
30
後半の怒涛の展開は鳥肌モノ。特にシェルティスについての様々な事が明らかにされ、しかもその事実が最悪の形で天結宮の仲間達に知らされてしまう。これはキツいなぁ…シェルティスだけでなくユミィやモニカにとっても辛いよなぁ、これ。一体どうなるのやら。追い詰められ、ボロボロになりながらも諦めない姿勢を貫くシェルティスがカッコ良かった。燃える、これは燃える!いい所で第一楽章終わったな〜。次も楽しみ。…余談だがツァリの予想外の茶目っ気爆発っぷりに頬が緩む緩む(笑)あの状態でエリ姉やシェル兄って言ってるギャップが(笑)2012/03/27
佐島楓
24
ターニングポイントにさしかかった七巻。ユミィはモニカの想いを知ってしまい、レオンは大ピンチに陥る。そしてシェルティスも危機的状況に・・・。八巻へ!2015/05/10
カインズ
19
【大激動回】敵が非常に強く珍しく苦戦する主人公勢、そして明かされる重大な事実と緊迫感が溢れる巻。異篇卿達の強さと駆け引きのあるバトルは、見応えがある。女性陣の心情の動きにも注目したい。モニカのシェルティスへの想いや春蕾が感情を露わにするシーン等、見所が多い。また、ホルンが子どもに甘々なところや、拗ねてしまうツァリ等にやにやできてしまう描写もある。ラストの展開によって、これからシェルティスの人間関係がどう変化してくるのかが非常に気になる。そして、エリエの人脈がどこまで広がるのかがもっと気になる。2011/06/22
Sigurd
13
既刊をすべて読み終えて、ついに読了。一章「再始」完結。一気にここまで面白くなるとは思わなかった。初めはレオンの兄弟編かなと思っていたけど、ここから異篇卿の目的。シェルティスとユミィの過去の真実。そして過去の暴露とこれからどうなるのか。ツァリや紗砂は、「人の意思」、「人の本気」という言葉をよく使っていたが、これが二章のキーワードになるのかな。「重界計画」というものも断片的にしかわかっていないしそれからどうなるのか。二章の扉絵にあった「枯れ草色の旅人」ってまさか。そして、「……オ」ってあの人?2011/07/10
雪守
13
敵のアジトへの侵入編。敵勢力の構成員や、シェルティスがエデンに堕ちた真相が明らかになり、ようやく物語の方向性が定まってきた感じ。自分の気持ちに気付いたモニカの立ち位置も含めて、かなり盛り上がってきました。第一部終了を告げる最終ページでの予告編で気になる単語が続出しているので、これからどうまとめていくか楽しみにしています。それにしてもツァリは性格の切り替えをどうやっているのか謎です。2011/06/19