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内容説明
異才、冲方丁(うぶかたとう)初の時代小説にして、数々の賞を受賞したベストセラーを実力派絵師・槇(まき)えびしが爽快に描く新感覚時代漫画! 算術の達人、関に誤問を出してしまった春海は傷心のまま“北極出地”へと旅立つ。だが観測隊を率いる建部と伊藤という、算術を愛する2人の老人に出会ったことがこの旅を幸福なものに変えてゆく――。映画も今秋公開、天文イヤーに放つ第3巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
85
北極星の観測を公務として任された春海は、同行した二人の年配者、建部氏と伊藤氏とともに旅をしながら、様々なことに気づいていけたはず。そして失いかけていた自信も取り戻せていったのではないだろうか。そこには無邪気な少年のまま爺さんになったような、建部氏と伊藤氏の影響が大きかったと思う。心に刻みたくなるような言葉もいくつかあった。囲碁、算術から天体と、視野がどんどん広がっていく中、不安げなどっちつかずの表情が多かった春海の満面の笑みは、すべてを物語っていると思う。2013/07/26
Mizhology
54
お爺ちゃんコンビ最高!算哲もイキイキ出来る環境を得て良かった。2014/05/16
福猫
37
誤謬を犯してからこちら、臆病になっていた算哲。そんな彼を解き放ったのは、好々爺の建部と伊藤。「全霊を尽くして誤答を出すがよい」その一言で解き放たれる。3人とも本当に算術が好きなのだね~。まるで子供の様に稿本に目をキラキラさせる建部&伊藤の爺ちゃんが可愛い。そして、次巻に向けて、私もワクワクする。2012/08/28
momogaga
34
レンタル。「誤答をだしてもよいと」先輩達からの温かい言葉。これで主人公は救われたね。仕事って誰と組むかで成否が決まるんだよな。2019/09/28
yukari
27
暦、天体、男のロマン、などの無骨なテーマのストーリーなのに、なぜか全体に漂うほのぼの感が魅力。おじいちゃんたちが良い味だしてるからかしら。2013/03/13