天地明察(2)

個数:1
紙書籍版価格
¥628
  • 電子書籍
  • Reader

天地明察(2)

  • ISBN:9784063878141

ファイル: /

内容説明

異才・冲方丁、初の時代小説にして数々の賞を受賞したベストセラーを漫画化!--関孝和(せき・たかかず)との真剣勝負を熱望する渋川春海(しぶかわ・はるみ)は、老中・酒井(さかい)に全国各地の北極星を観測する「北極出地」を命じられる。出立まで二カ月もない中、なんとか関への設問を完成させた春海は礒村(いそむら)塾にそれを貼り出すが、意外な結末が待っていた……!春海の人生が大きく動き出す!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

82
勝負、挑戦、そんな言葉がやたら記憶に残る。学問も春海にとっては勝負ごとのようなものなのかもしれない。それだけ真剣、真摯な向き合い方をしているということだ。なので彼の失敗は読んでいるこちらも心が痛んだ。けれどそれは確実に彼を成長させるはず。でも実際の春海は、そんなことをモノともせず、好きなことに夢中あるのみだったんじゃないかなと、ふと思った。巻末の4コマ漫画が案外わかりやすくて面白い。また、カバー下も必見。2013/07/26

momogaga

36
レンタル。本職は碁打ちでしたが、暦術、算術、陰陽道、神道、儒学などを極めた人。主人公の多才な姿に魅了されています。2019/09/28

32
槇えびしさんの演出がとても良い。春海くんのワクワク感、緊迫感、絶望感、喪失感、読者である我々に、しかと伝わりました。コミカライズってのはこうあるべきだと思います。原作の雰囲気を保ったまま更にそれを向上させ自分の漫画にしていく。特に好きなシーンは、酒井様からのご下命、それに、春海の設問に病があることが発覚したところ。そして、冲方丁さんのあとがきの言葉も好きでした。「挫折してもいい、成功しなくてもいい、自分にとって至福と思える行いを選び、勝負することで幸福になる。単純明快なその生き方は、今も僕の目標です」2015/01/02

玉響

30
電子書籍無料版にて読了。何に対してもどこか無気力で心ここにあらずだった春海が、初めて自分でやりたい事を見つけられました。けれど自分が出した設問が間違っていると気付いた時、大きな挫折を味わう事になります。それでも全てが無駄だったとは到底思えません。次に繋がる何かを見つけた時、人は本当に真っ直ぐ突き進む事ができると思うのです。何かに夢中になれる事は素晴らしい。期限は一年、北極出地を行うため出立する春海が今度こそ関とお会いして再度設問を挑む事を楽しみにしています。2015/11/05

佳蘋(よし)

18
面白かった。囲碁も算術もさっぱり分からないのに、不思議と楽しいです。春海さんかわいい!2012/10/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4650499
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数9件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす