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内容説明
ゆたかの前に現れたウラジーミル・ポポフ。彼もゆたかと同じく、ボーイソプラノをもつ少年だった。「きみの歌にはアイデンティティもくそもない」――彼はゆたかを否定し、その声に呑まれたゆたかは歌うことができなくなってしまう。一方、河海東(かわみひがし)中合唱部も、自分たちの『着地点』を見出せずにいた。何を目指して歌うのか、少年たちが葛藤とすれ違いを繰り返す中、NHK合唱コンクールの地区予選が迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりり
19
音の中で溺れてしまう♭ゆたか♭ 伊勢さん頑張れ(^^)/2013/11/05
ネロ
17
二巻からの危うげな様子はやはりスランプへの前触れでした。ウラジーミルくんと出会ったことで自分と歌との関わり方がわからなくなるゆたか。一体自分はどうして歌っているの?今まで考えたこともなかった。流されるまま、歌いたいから歌う。それじゃいけないの?ウラジーミルくんの苛烈なまでの歌、あるいは生への執着を前に、自分を見つめ直す機会が出来たのは良いことですよね。それを乗り越えたときの彼の歌の変化が楽しみです。みんな、彼を迎えるために道を作って待っていてくれます。安易な慰めはしません。だって仲間だから。2012/05/30
カド
14
ここまで1、2巻を読んできて登場人物一人ひとりがきちんと色んなことをしっかり考えているのがいい。いつまでも純粋ではいられない…無限でない時間をどう使っていくか、それはゆたかやポポちゃんたちのことだけじゃなくて自分達にも言えることなのかなあ、と思ったり。好きな台詞は「今日の僕は 今日死ぬ」2013/03/02
Root
12
少年ノート第3巻。ゆたかの前に現れた超有名ボーイソプラノ歌手、ウラジーミル・ポポフ。「きみの歌にはアイデンティティもくそもない」この一言でウラジーミルはゆたかを否定し、その言葉を受けたゆたかは歌い方を忘れ歌うことができなくなる。その頃合唱部も、自分たちの目指すべき『着地点』を見つけられずにいた。2014/08/15
ふみ
9
★3巻のお当番?はポポ君(ロシアで「奇跡の歌声」と称されるボーイソプラノ、ウラジーミル)ポポくんの言葉によって音の森を彷徨ってしまうゆたか…2013/12/08