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内容説明
少年は、音の中で世界と語る――。『隠(なばり)の王』鎌谷悠希の新作は、合唱群像!天使の歌声“ボーイソプラノ”を持つ少年・蒼井由多香(あおい・ゆたか)。音に対して繊細で感受性豊かな彼は、中学校入学と同時に合唱部に入部。ゆたかの声に触発されて、部員たちはコンクールの金賞を目指す――。「学校」という舞台で少年少女が紡ぎだす、失われゆく日々のハーモニー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
107
歌うことが大好きな、天使の歌声を持つ中学1年生の少年を主人公に、合唱部での活動を軸にした群像劇。天使らしく、天真爛漫な雰囲気の蒼井君がとても可愛い。可愛いけれど痛さも含む。そこがリアルだし引き込まれた。それにしてもこの作品、音楽や歌声が聴きたくてたまらなくなる。合唱はもちろんだが、ボーイソプラノがとても好きなので、アニメ化しないのかなぁと内心願ってしまった。合唱部の部員のそれぞれのキャラもテンプレながらしっかり揃っており、今後の展開がすごく楽しみだ。2013/07/22
exsoy
63
変声期前の一時期にしか味わえない感覚なのかなぁ。2013/04/08
☆よいこ
35
1巻~8巻完結まで読了。中学合唱部、ボーイソプラノの男の子の話。音に敏感で天性の天使の歌声を持つ蒼井由多香(あおいゆたか)は合唱部に入部して、皆でコンクール金賞を目指す。同時に市民オペラに参加し歌の魅力で皆を引っ張っていく。声変わり前のあやうい時期、成長期の心の揺らぎを、幻想的な言葉や美しい絵で語られるのにとても心打たれた。よかった。▽ゆた君の歌に対する純粋な姿勢がいい、そして可愛い♡ポポちゃんの黒い所や町屋さんの葛藤も涙がでそうになった。スナフキン的お兄ちゃんが影の主人公かとも思った。2018/11/03
くりり
35
純粋すぎるボーイソプラノの中学生♪危うすぎる感受性2013/11/03
呉藍
29
瑞々しく透明な空気の中に、ほんの一瞬ある種の陰りや澱みさえも感じる話。淡く可愛い絵なのに、言葉にするのが難しい緊張感のようなものもあります。歌う喜びと同じくらい、苦しさも描いてくれると期待大。これはとっても楽しみww 歌わずにはいられない蒼井くん、ソプラノでいられる時期はあまりに短いね。2011/07/01




